- 1 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:34:00 ID:qRaHLNfw0
-
⌒*リ´・-・リ「あそこのパフェ、なんだかイマイチだったねー」 テクテク
ノツ*・勍)ソ「結構好きだったけどなぁ。 チョコがいっぱいだったし」 テクテク
⌒*リ´・-・リ「アタシ、生クリーム苦手だから……」 テクテク
ノツ*・勍)ソ「もったいなーい」 テクテク
⌒*リ´・-・リ「そーゆーノッソちゃんだってー」 テクテク
ノツ*・勍)ソ「なにー?」 テクテク
⌒*リ´・-・リ「ウエハース嫌いだって言って、アタシに押し付けてきたじゃんー」 テクテク
ノツ*・勍)ソ「ウエハースはいいの、主人公じゃないから」 テクテク
⌒*リ´・-・リ「生クリームも主人公じゃないんじゃあ……」 テクテク
ノツ*・勍)ソ「あれ、そう?」 テクテク
⌒*リ´・-・リ「うん」 テクテク
.
- 2 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:35:50 ID:qRaHLNfw0
-
ノツ*・勍)ソ「生クリーム、好きなんだけどなぁ……」 テクテク
⌒*リ´・-・リ” 「……」 ピタ
ノツ*・勍)ソ「? どーしたのー?」
⌒*リ´・-・リσ「……ノッソちゃん。 あれ、なに?」
ノツ*・勍)ソ「あれ?」
⌒*リ´・-・リ「ほら、あの、すぐそこのビルの……」
ノツ*・勍)ソ「ビル?」
.
- 3 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:36:30 ID:qRaHLNfw0
⌒*リ´・-・リσ「ほら、あれ……」
ノツ*・勍)ソ「??? どれ??」
⌒*リ´・-・リσ「なんか飛んでる……」
ノツ*・勍)ソ「どこらへん?」
⌒*リ´・-・リ「そこの、手前のビル……」
ノツ*・勍)ソ「わかんない」
⌒*リ´・-・リ「そ、そう? や、やっぱり、いいかな……」
ノツ*・勍)ソ「なんだったんだろ…………、………?」
⌒*リ´・-・リ「どうしたの?」
ノツ*・勍)ソ「なんか、煙たくなっ―――」
.
- 4 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:37:14 ID:qRaHLNfw0
⌒*リ;´・-・リ「 ! ! ? 」 ビクッ
:ノツ;・勍)ソ:「なに!? ナニ!? バクハツ!?!?」
≡⌒*リ;´・-・リ「逃げよ!!」 ダッ
:;ノツ;・勍)ソ;:「ま、待って!」 ブルブル
⌒*リ;´・-・リ「ノッソちゃん!! はやく!!」
:;ノツ; )ソ;:「ま、まっ……て……」 ビクビク
⌒*リ;´・ロ リ「ノッソちゃん!!」
ガダ
.
- 5 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:38:01 ID:qRaHLNfw0
.
- 6 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:38:43 ID:qRaHLNfw0
-
:;ノツ*;凵G)ソ;:「―――キャあああああああああああああああ!!!」
⌒*リ;´゜ロ リ「ノッソちゃん!!」
ガンッ…
.
- 7 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:39:24 ID:qRaHLNfw0
-
.
- 8 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:40:37 ID:qRaHLNfw0
-
.
- 9 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:41:17 ID:qRaHLNfw0
-
――― 過去の終わりを告げ、未来の始まりを示す電話であった ―――
.
- 10 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:42:00 ID:qRaHLNfw0
-
旧 <TELLL....
(゚、゚トソン「…」
旧 <TELLLLLL....
(゚、゚トソン「…」
旧 <TELLLLLLLLL....
(゚、゚トソン「…」
.
- 11 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:42:43 ID:qRaHLNfw0
-
旧 <TELL.....
旧
(゚、゚トソン「…」
旧
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「…」
【と(゚、゚トソン ペッポッパ…
.
- 12 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:43:30 ID:qRaHLNfw0
-
『お電話ありがとうございます、こちら帝国中央刑務所、所長秘書のトソンです』
【( ・∀・)「あ、ちょ」
『大変申し訳ございませんが、只今所長のショボンは席を外しておりまして、』
【( ・∀・)「いや、どうせショボンは逃げてんだろ。 俺だ、俺」
『首相、どうなされました』
【( ・∀・)「いや、その前に俺からも一つ聞きたいんだけど、いい?」
.
- 13 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:44:16 ID:qRaHLNfw0
-
『はい』
【( ・∀・)「えっと、なんで無視ったの、さっきのダイヤルイン」
『どれだけコールが続くのかなって』
【( ・∀・)「わかった、金輪際そーゆーのは禁止。 オーケー?」
『では本題に』
【( ・∀・)「ちょっと待って、返事してよトソン」
『 「事態は急を要する」 。 違いますか?』
【( ・∀・)「いや、合ってるよ? うん、模範的なのはいいと思うんだけど、ちょっとね、」
『 「時間はいつだって足りない」 とも言いましたよね』
【( ・∀・)「あ、それはちょっと違う。 ただしくは 『人手はいつだって足りない』 だ」
『それはそうと、』
【( ・∀・)「それはそうとはこっちだよ。 あと、念のためもう一度言うけど、もう電話無視らないでね」
『善処します』
【( ・∀・)「決行するんだ」
.
- 14 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:44:59 ID:qRaHLNfw0
-
『それで……』
【( ・∀・)「ああ、忘れてた。 主にきみのせいで忘れるところだった」
『いつ、お帰りで?』
【( ・∀・)「いやー、しばらくは帰れそうにない」
『13時ちょうどから会議ですよ。 また遅刻ですか』
【( ・∀・)「うーん。 と、いうより、さ」
『はい』
【( ・∀・)「会議の議題、たぶん変わるわ」
『はい?』
【( ・∀・)「えっと、もともとの議題、なんだったっけ?」
『【ゼロ級】死刑囚に対する今後の処遇の方針を、』
【( ・∀・)「そうそう。 もう遅いよ、それ」
『……はい?』
【( ・∀・)「だってさ、」
.
- 15 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:45:43 ID:qRaHLNfw0
- 16 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:46:29 ID:qRaHLNfw0
-
.
- 17 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:47:10 ID:qRaHLNfw0
-
『今日午前十一時二十三分、VIP中央区の佐藤商事のビルが倒壊する事件が発生しました』
『この事件による死傷者は十三名、また負傷者は推定百名以上とされています』
『倒壊の原因は爆発によるものだと思われておりますが、その爆発の原因は目下確認中』
『爆発の直前に周辺に霧のようなものを見た、と証言する目撃者が多数いるため、
. 可燃性のガス等を用いた爆破テロによるものだと見て警察は捜査しています』
『また新たな情報が入り次第、放送させていただきます』
.
- 18 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:47:50 ID:qRaHLNfw0
-
( ;><)「わかんないんです! わかんないんです!」
( ;><)「もう、とりあえずわかんないんです!」
( <●><●>)「わかってます。 私は、わかってます」
( ><)「わかってるのですか!?」
( <●><●>)「私も自己紹介をしていただけです」
“<( ;><)>”「わかんないんです! わかんないんですゥゥあああ!」 ジタバタ
.
- 19 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:48:33 ID:qRaHLNfw0
-
】clw´‐ _‐ノv「首尾はどうかね?」 ガチャン
( ;><)「わかんないんです! 僕はわかんないんです!」
( <●><●>)「私はわかってます」
lw´‐ _‐ノv「私はシュールだよ」
lw´‐ _‐ノ≡⊃「よし、歯ァ食いしばろうか」 シュッ
そ(#);><)「そういうのは言い終えてから殴ってください! 痛ッ!」 ドゴォ
lw´‐ _‐ノv「なーに自己紹介してんだ、お前達」
( ;><)「僕はしてないんです!」
lw´‐ _‐ノv「よし、お前の名前は?」
( ><)「ワカンナインデス」
lw´‐ _‐ノv「事件の真相は?」
( ><)「わかんないんです」
lw´‐ _‐ノ≡⊃ シュッ
そ(#)><)「いてェェッ!!」 ゴボォ
lw´‐ _‐ノv「よし、歯ァ食いしばれ」
(#)><)「遅いんです!」
.
- 20 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:49:14 ID:qRaHLNfw0
-
∧∧
(*'ω' *)「ぽっぽっぽ!」
lw´‐ _‐ノv「よしよし、ぽぽちゃんは可愛いねー」
lw´‐ _‐ノv「……で、エクストは? どこ行ってんの?」
( <●><●>)「さあ?」
lw´‐ _‐ノv「よし、減給」
( ><)「あのォ、それで……」
lw´‐ _‐ノv「?」
(;;><)「 『?』 じゃないんです! はやく、指示を!」
.
- 21 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:50:01 ID:qRaHLNfw0
-
lw´‐ _‐ノv「指示、指示ねぇ」
( ;#) <)「事件は会議室で起こってんじギャア!」 ドカッ
( <●><●>)「……そもそも、どうして現場に赴かないのですか」
lw´‐ _‐ノv「お、イ〜イとこ衝くね。 さっすがぁ」
( <●><●>)「ひょっとしたら、犯人はまだ現場付近にいるのかもしれないというのに」
.
- 23 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:50:41 ID:qRaHLNfw0
-
lw´‐ _‐ノv「ハンニン? 現場はおろか、中央区にはもういないよ」
( <●><●>)「どうして断言できるのです」
lw´‐ _‐ノv「あ、ゴメン、嘘。 中央区にはいるかもしんない」
( <●><●>)
lw´‐ _‐ノv「………だけど」
lw´‐ _‐ノv「まー少なくとも、私らが現場に行ったってしゃーないのさ」
( <●><●>)「……そういえば、さっきまでずっと電話していたようですが」
lw´‐ _‐ノv「そう、それ。 ちょっと、上の人に話をね、ちょっと」
.
- 25 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:53:45 ID:qRaHLNfw0
-
( ;><)「うえ、の………人?」
lw´‐ _‐ノv「それで……確信がとれた。 ベルベット、いますぐ内線を刑務所、統括部につなぐのです」
( <●><●>)っ】「はッ」 ピッピッ
( <●><●>)っ】
(<●><●> )っ】「………あのー」
lw´‐ _‐ノv「なんだい?」
(<●><●> )っ】「どうして、刑務所なんですか?」
lw´‐ _‐ノv「なーに。 ちょっと、伝えてあげるのさ」
( ><)「伝える?」
.
- 26 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:54:28 ID:qRaHLNfw0
-
.
- 27 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:55:21 ID:qRaHLNfw0
-
─────────────────────────────────
「 おたくンとこから、死刑囚が脱走してるよ、って 」
─────────────────────────────────
.
- 28 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:56:05 ID:qRaHLNfw0
-
(゚、゚トソン「いま、統括部を中心に事の真相を確認中。
. ………ついでに、首相の安否は、不明」
( ;´゚ω゚)「 『ついで』 、じゃないよ!!! なにやってたんだ、警備は!!」
(゚、゚トソン「そんなこと言われても……」
( ;´゚ω゚)「そんなこと言われても、はこっちのセリフだよバーカバーカ!!!」
.
- 29 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:57:23 ID:qRaHLNfw0
-
(;´-ω・)「とっとにかく、緘口令は敷いてあるんだな!?」
(゚、゚トソン「ご安心ください。 ミスをしたときのケアに関してはぬかりありません」
( ;´゚ω゚)「まァァーずミスを犯すな、ミスを!!!」
(゚、゚トソン「ばっちり、国の方から至急の召集がかけられています」
( ;´゚ω゚)「ケアできてないじゃんか!! なにが 『ぬかりありません』 だ!!」
(゚、゚トソン「 『いつもと声色が違うね。 脱走された?』 って言われたので」
(゚、゚トソン「 『あっはい。 やっぱバレますかね』 って返しておいたのですが……」
(;´・ω・)「いや、この声色を聞き分……違う、そもそもトソンが……えっと」
“<( ;´゚ω゚)>”「―――ぬわああああああああああああああああああっ!!!
. とにかく、ぬわああああああああああああああああああああああ!!!」 ジタバタ
(゚、゚トソン「で、あとほかにあたしがすべきことはなんですか。 所長」
( ;´゚ω゚)「腹切れ、まずはそれからだ!!!」
.
- 30 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:58:03 ID:qRaHLNfw0
-
「ちょちょ、ちょっとちょっと!!」
(゚、゚トソン”
(;´-ω・)「こんなクッソ忙しいときに………」
(;゚−゚)「シュールさんから聞きましたよ!
なんなんですかコレ!! 何があったんですか!!」
(;´・ω・)「トソン、僕はちょっと国家に話をつけてくる。 ……あとは、任せた」
(゚、゚トソン「あっはい」
(;゚Д゚)「国家!!? ちょ、え、えええええええええっ!?」
(;´・ω・)「えっと、まず最初に脱獄は誤報ってことにして……」 スタスタ
( ;´゚ω゚)「…って、よく考えたらモララーがいない時点で疑われるんじゃあ……」 スタスタ…
:( ;´゚'ω゚):「いや、そもそも、【DDR】コールが作動してる時点で、ごまかしようなんて……」 トボトボ…
.
- 31 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 18:58:48 ID:qRaHLNfw0
-
< ぬわああああああああああああああっ!!!
(゚、゚トソン「…」
∧
(;゚Д゚)「―――z__∧ / ̄ ̄ ̄  ̄`ー――……ッ」
∨
(;゚Д゚)「【DDR】ですって!!?」
(゚、゚トソン「まあ、そうです」
(;゚Д゚)「なァァーにぼさっとしてんのトソン!! さっさと発令してよ! コール!」
(゚、゚トソン「ところがどっこい、今日あたしの喉の調子がどうも……」
(゚−゚;)≡「つきあってられるか! あたしがやるからね!!」 ダッ
と(゚、゚トソン「あ、ちょっと」 ガシッ
(;゚−゚)>と「なに!」
(゚、゚トソン「やっぱりほら、そういうのは統括部長に……」
(;゚Д゚)「ブチョーはいま歯医者でしょ! あたしゃ副部長だからいいのっ!」
(゚、゚トソン「はあ」
.
- 32 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:00:08 ID:qRaHLNfw0
(;゚−゚)「あーあー、マイクテース」
(;゚−゚)「トソン、調子!」
そ d(゚、゚トソン ビッ
(;゚−゚)「よ、よし………」
(;´−`)「……ふぅ……」
(;゚−゚)「――― 行くよ!」
.
- 33 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:01:18 ID:qRaHLNfw0
-
───────────────────────────────────
全職員に告ぐ! 繰り返す! 全職員に告ぐ!
───────────────────────────────────
(;-_-)「!!」 ビクッ
(;・∀ ・)「今度はなんなんだよチクショウ!」
( ;^^ω)「やっぱ誤報じゃなかったのか!! ホマ!」
――― 世界は、姿を変えた。
異常な身体能力、異常な知能指数、異常な特殊能力。
そんな、異次元級、否、【ゼロ級】の力を持った者が現れるようになったのだが ―――
.
- 34 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:01:59 ID:qRaHLNfw0
-
───────────────────────────────────
【ゼロ級】死刑囚、脱獄! 繰り返す! 【ゼロ級】死刑囚、脱獄!
───────────────────────────────────
川;д川「だだだだだ脱獄!!?!?」
ハソ;゚−゚リ「ちょ、まじで!? ちょ、ええええええ!!?」
ξ゚听)ξ「?」
――― 当然、そのような力を皆がみな平和のために使うはずもなく
【ゼロ】級の力を持つうちの一部は、次々とその力を悪用するようになった。
連続殺人、破壊活動、闇勢力の助長と、それらはまさしく多岐に渡る ―――
.
- 35 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:02:41 ID:qRaHLNfw0
-
───────────────────────────────────
各自緊急態勢に入れ! 繰り返す! 各自緊急態勢に入れ!
───────────────────────────────────
(゚、゚トソン「繰り返しすぎですね」
【c(;゚Д゚)「ええい、黙れ! ちょっとコッチ来んな!」
(゚、゚トソン「とりあえず、【DDR】コールを……」
【c(;゚Д゚)「わァァーーーっとるわ!! 誰のためにやってると思ってんのあんた!」
――― 彼らを逮捕する機関、帝国中央警察局。
彼らを拘束する機関、帝国中央刑務所。
しかし従来のそれでは、【ゼロ】級の力を持つ “死刑囚” の
彼らを押さえつけることは、ほぼ不可能に近かった ―――
.
- 36 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:03:52 ID:qRaHLNfw0
-
――― そのため、ひとたび脱獄を許せば ―――
――― それはすなわち、一世一代の大戦闘の勃発を意味する ―――
.
- 37 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:04:32 ID:qRaHLNfw0
-
ディファレント ディメンション リバイバル
(;゚−゚)「 【 Different Dimension Revival 】 ッ!!」
(;゚−゚)「各自は至急、【DDR】に取りかかれッ!」
.
- 38 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:05:21 ID:qRaHLNfw0
-
――― “異次元の再来” ―――
――― 【ゼロ級】死刑囚との戦いを、彼らはそう呼んでいた ―――
.
- 39 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:06:02 ID:qRaHLNfw0
-
.
- 40 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:06:42 ID:qRaHLNfw0
-
(;-@∀@)「どういうことですか、所長!」
( ;^Д^)「未曾有の大事態ですよ!」
ミ;,,゚Д゚彡「【DDR】は、誤報ではなかったのですか!」
( ;´゚ω゚) o O(さっきからそう言ってるだろ! 何度言わせるつもりだスカタンどもッ!!)
.
- 42 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:07:22 ID:qRaHLNfw0
-
( ;^Д^)「それに、首相はどうされたのですか!」
(;´^ω^)「げ、元気なんじゃないんですかねぇ?」
(;-@∀@)「この非常事態に元気もクソもないでしょう!!」
( ;^Д^)「ッ!! まさか、例の脱走した【ゼロ級】死刑囚に―――!」
( ;´゚ω゚)「まままっ、まァ〜さァ〜かァ〜! 歯医者です、歯医者!」
【c( ;^Д^)「じゃ、じゃーどうして連絡が通じないんですか!」
( ;´゚ω゚)「あれだ、電話は使用禁止ってあるでしょ! きっとそうだ!」
ミ;,,゚Д゚彡「そもそも、首相が歯医者なんて、そんなスケジュール聞いてないですよ!」
(;-@∀@)「まっさか所長、ごまかしてるんじゃーないでしょうねえ!?」
( ;´゚ω゚)「まっ、まさか! そんな―――」
ガチャ
「情けないことになってしもうたわ」
「のう……ショボン!」
(゚ω゚`; )彡 「あ――あなた様は……ッ!」
.
- 43 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:08:07 ID:qRaHLNfw0
/ ,' 3「のう、ショボンよ。 これはもはや、責任問題などじゃあおさまらぬぞ?」
【+ 】ゞ゚)「……。」
( ;´゚ω゚)「ごッ――― 御老公!」
/ ,' 3「死刑囚……なかでも、異次元級―― 【ゼロ級】 の力を持つ連中」
/ ,' 3「 【ゼロ級】死刑囚 ……どうやって、収監しなおすと申すのじゃ、えぇ?」
.
- 44 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:09:08 ID:qRaHLNfw0
-
(;´^ω^)「だだだ、大丈夫ですよきっと! 警察局にも話は伝えました!」
/ ,' 3「なァァーーに笑っとるんじゃ、ショボンッ!」
( ;´゚ω゚)ゞ「ししッ失礼!!」 ビシッ
/ ,' 3「して、デレシアはどこにおるんじゃあ? えぇ!?」
(;´^ω^)「きっと、そろそろ来――」
コンコン
( ;´゚ω゚)「――キタァァァァァアアアア!! 御老公、来たようです!!」
/ ,' 3「いちいちやかましいやっちゃのぅ、ショボン!」
〜(;´^ω^)「デレシア様ぁ〜〜! デレシア様ぁ〜〜……」 フラフラ
ガチャ
.
- 45 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:09:52 ID:qRaHLNfw0
ζ(゚ー゚*ζ「【DDR】って聞いて、お昼放り投げてきちゃったわ」
(;´^ω^)「ああよかった、これ別人が来るフラグだっただけによかったぁ〜〜」
ζ(゚、゚*ζ「なによ、来ちゃわるかった?」
(;´^ω^)「ンも〜〜、そんなイジワルは言っちゃダメっ!」
/ ,' 3「……ともかく。 これであとはモララーだけになるのじゃな?」
ζ(゚ー゚*ζ「あれ? モララーは例の脱走犯に襲われたんじゃなくって?」
( ´^ω^)
.
- 46 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:10:35 ID:qRaHLNfw0
-
∧
( ;´゚ω゚)「ノォォー―――――――v′ V`ー――――ッ!!!」
(;-@∀@)「しゅッ、首相が、襲われた!!?」
( ;^Д^)「やーっぱり襲われてるんじゃありませんか!! ウソつき!」
ミ;,,゚Д゚彡「あんたが襲われればよかったんだ、ウソつき!!」
( #´゚ω゚)「あーーーキレた! これ、キレたわ! お前らブッ飛ばす!!」
/ ,' 3「はしゃいどる場合かアホタレ!!」 ゴチン
、. ,
Ω
( ;´゚ω゚)「ハッ……そうだった! こうしちゃいられない!」
/ ,' 3「モララーがおらんのならやむを得ん! 緊急会議をはじめるぞ!」
(;-@∀@)「……あのー、わたくし達は……」
/ ,' 3「儂が名前を知らぬ奴は入れぬ! 立ち去れぃ!」
( ;^Д^)「そっそんな!」
ミ;,,゚Д゚彡「オレらもう帰るの!?」
.
- 47 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:11:16 ID:qRaHLNfw0
-
(#゚'Д゚)「トソン! こら、待ちなさい!」
(゚、゚トソン「……」
.
- 48 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:11:57 ID:qRaHLNfw0
-
(#゚'Д゚)「何逃げようとしてんのよ! 」
(゚、゚トソン「所長が消えちゃったから、やることないなあって」
(#゚'Д゚)「バリバリあるでしょーが! ヴァリヴァリ!」
(゚、゚トソン” 「…?」
(#゚−゚)「脱獄した奴を正確に把握してないと、みんなも動けないでしょーが! バカ!」
(゚、゚トソン「あ、ああ……」
(゚、゚トソン「……面倒なので、やtt」
(#゚'Д゚)っ「おら、こっち来い!」 ガシッ
っ<(゚、゚トソン )) 「そっちは統括部じゃあ…」 ズリズリ
Д゚'#)っ<「だから来いっつってんの!」 ズリズリ
゚、゚トソン )) 「えぇぇ………」 ズリズリ
.
- 49 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:13:02 ID:qRaHLNfw0
-
(゚、゚トソン「みんな、せわしいですね」
(#゚−゚)「トーゼンでしょ、【DDR】コール発令されたんだから!」
≡(;・∀ ・)「副部長!」 ダッ
(*゚−゚)「あ、シャイツー君」
(;・∀ ・)「どこに行ってたんですか!」
(#゚−゚)「【DDR】のことを確認しに行ってたの!
それより、どう!? 状況はつかめた!?」
.
- 50 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:13:44 ID:qRaHLNfw0
-
(;・∀ ・)「間違いありません! 例の佐藤商事の爆破テロ、 “ヤツ” の仕業でした!」
(;゚−゚)「!!」
(゚、゚トソン「やつ?」
(;・∀ ・)「三年前、自爆テロをはかった【ゼロ級】死刑囚ッ!」
(;・∀ ・)「 ツー=シャルテリア! 」
.
- 51 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:14:34 ID:qRaHLNfw0
-
(゚、゚トソン「……確か、 《ヴィッグ・ヴァン》 っていう……」
(#゚Д゚)「二つ名なんざどーーーでもいいわ! それより、シャイツーっ!」
そ(;・∀ ・)ゞ「はは、はッ!」 ビシッ
(#゚Д゚)「奴の脱走経路!! 現在位置!! ……どーなってんの!?」
(;・∀ ・)「前者は、目下捜索中!」
(#゚−゚)「………! 場所は!」
(;・∀ ・)「南区に、それらしき人物を見たとの情報が!」
(#゚−゚)「至急、【ゼロ級】職員を出すの! あたしも後から行く!」
(;・∀ ・)ゞ「ハッ!」 ビシッ
≡3 ピュー…
.
- 52 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:15:14 ID:qRaHLNfw0
-
(゚、゚トソン「……あの、あたしは何をしたら……」
(#゚−゚)「B班ッ!」
(;-_-)「はッはい!」
(#゚−゚)「脱獄囚は、何人!?」
(;-_-)「はい、現在確認できている分で――」
(#゚−゚)「分で!?」
(;-_-)「六人ッ!」
(;-_-)「脱獄囚は、六人います!」
.
- 53 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:16:00 ID:qRaHLNfw0
-
(;゚Д゚)「なッ―――」
(゚、゚トソン「なッ―――」
.
- 54 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:16:50 ID:qRaHLNfw0
-
(゚三゚トソン モガモガ
(;゚Д゚)「誰! 誰なの?!」
(;-_-)「はい、まずは 《ヴィッグ・ヴァン》 !」
(;゚−゚)「わかってるよ! 次!」
(;-_-)「 《アイアン・コックローチ》 !」
o川* ー)o
(;-_-)「 《ダ・カーポ》 !」
爪 −)y-~~
(;-_-)「 《アンチェイン・ボディ》 !」
( <_ )
(;-_-)「 《ハニー・ホーネット》 !」 ( ,, Д)
(;-_-)「そして…… 《ヒーロー・オブ・ナイトメア》 です!」
( ω )
.
- 55 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:17:55 ID:qRaHLNfw0
-
(;゚'Д゚)「!!?!?」
(;゚'Д゚)「ド級の連中ばっかじゃない!!
しかも、 《ヒーロー・オブ・ナイトメア》 まで!?!?」
(;_;)「どどどどどーーーしましょ!!」
“<(; 'Д )>”「わあああああああああ!! どうしよ、どうしよおおおおおお!!」 ジタバタ
(゚三゚トソン ……。
(゚三゚トソン
ミc(゚、゚トソン ベリッ
(゚、゚トソン「いい考えがあります」
(;゚'Д゚)「なによ! まーーた変なこと―――」
(゚、゚トソン「 《ラスト・ヴァンパイア》 」
(゚、゚トソン「こんな時こそ、彼をつかうのです」
.
- 56 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:18:39 ID:qRaHLNfw0
-
(*゚'−゚)「――――、」
(;゚ワ゚)「それだ!! ヒッキー、今すぐ!」
(;-_-)っ】「はッ、はい!!」 ピッピッ
(;´ー゚)「目には目を、歯には歯を。
. ………死刑囚を捕らえるなら、こっちも死刑囚を使えばいいのよね」
(゚、゚トソン「うまく行けばいいけど」
(;゚ー゚)「フラグ立てないでよ……」
(;゜_゜)】「ええッ!!?」
.
- 57 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:19:37 ID:qRaHLNfw0
-
(゚、゚トソン「…」
(;゚−゚)「どッ――どうしたの!?」
(-_-;)っ【「副部長! 新たな情報です!」 ガチャン
(;゚−゚)「何!?」
(;-_-)「脱獄囚、七人目!」
(;-_-)「 《ラスト・ヴァンパイア》 も、牢獄にいませんッ!」
。
(; 'Д ):.。.;.:・゙.
.
- 58 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:20:27 ID:qRaHLNfw0
-
(゚、゚トソン「………あらら」
(#;Д;)「チクショおおおおおおおおおおおお!!!
世界は終わりだああああああああああああ!!!」
(゚、゚トソン「さすがに彼らでも、自分の住んでる世界を壊す、なんて……」
(#;Д;)「じゃッかしい! そーゆーコト言ってんじゃないの!!」
(;-_-)「あ、あの、僕はどうしたら!!」
(; 'Д )「B班は、脱獄経路を至急つきとめて!! あたしゃーもう知らん!」
(;-_-)「ハッ!」
≡3 ピュー…
(;゚'−゚)「ひ、 《ヒーロー・オブ・ナイトメア》 まで……」
(;゚'−゚)「アイツだけでも、収監しなおさないと……」
(゚、゚トソン「首相がピンチですしね」
(; '− )「ほんと、それ……」
.
- 59 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:21:11 ID:qRaHLNfw0
-
(; '− )
(゚、゚トソン
(;゚'−゚)
(;゚'−゚)「………どうして、首相がピンチなの?」
(゚、゚トソン「え? だって」
(゚、゚トソン「さっき、首相からダイヤルインがあったのですが……」
.
- 60 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:21:56 ID:qRaHLNfw0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━
━━━━━
━━━
━
《 首相は、あずかった 》
【(゚、゚トソン『…!』
《 命は、吾輩が握ってある 》
《 あとは……言わなくても、わかるだろう? 》
【(゚、゚トソン『………釈放、かしら』
《 この国を、ぶっ潰してやるのだ 》
.
- 61 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:22:37 ID:qRaHLNfw0
-
【(゚、゚トソン『!』
《 御三家……いや、首相を抜いた二人か 》
《 警察局長と、刑務所長に、このことを伝えておけ 》
【(゚、゚トソン『ちょ――』 ガチャッ
【(゚、゚トソン『…………』 ツーツーツー…
.
- 62 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:23:17 ID:qRaHLNfw0
-
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━
━━━━━
━━━
━
(゚、゚トソン「………って」
(;゚'Д゚)「 ! ! ? 」
(゚、゚トソン「…?」
(;゚'Д゚)「しゅッ――首相!!」
(;゚'Д゚)「まさか、首相が拉致されたとかじゃーないでしょうねェ!?」
(゚、゚トソン「あっ、いいえ」
(;゚−゚)「よ、よかった……」
(゚、゚トソン「?」
(;゚−゚)「?」
(゚、゚トソン「 『とかじゃーないでしょうね』 って言われたからいいえって答えたんですが…」
(*゚−゚)
(゚、゚トソン
.
- 63 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:23:57 ID:qRaHLNfw0
-
”<(; 'Д )>“「つまり拉致されてるんじゃない! キャアアアアアアアアアッ!!」 ジタバタ
(゚、゚トソン「大丈夫です、なんたって 《ファイナル・エンペラー》 なんですから」
(;゚'Д゚)「二つ名なんざどぉぉーーーでもいいわ! 第一あの人なにも【ゼロ級】じゃないし!
……で、首相はどこに行ったの!?」
(゚、゚トソン「確か、警察局にお忍びで用があったみたいですが……」
(;゚'−゚)「おっけ、ケーサツキョク近辺ね。 それだけわかったらジューブンだわ……」
(゚、゚トソン「派遣はどうしましょう」
(;゚'−゚)「相手が 《ヒーロー・オブ・ナイトメア》 だったら、 《ラスト・ヴァンパイア》 しか……」
(;゚'−゚)
(゚、゚トソン
(;゚'Д゚)「―――アイツも逃げたんだった!!!」
(゚、゚トソン「つまるところ、詰み状態ですね」
(; 'ワ )「……あー、そろそろお盆かなァ〜〜〜、アッハハハハハ〜〜……」
(゚、゚トソン「…元気だして、まだ10月だよ」
.
- 64 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:24:41 ID:qRaHLNfw0
-
/ ,' 3「モララーがおらぬが、儂が内閣代表として出席する。
. アラマキ=スカルチノフじゃ」
ζ(゚、゚*ζ「この事態なんだから、もうインフォーマルで行きましょ、オジサマ」
/ ,' 3「そうじゃな。 ええか、ショボン」
(;´・ω・) o O(ほんとうに追い返しやがった、このジジィ……)
/ ,' 3「……ショボン?」
(;´^ω^)「な、なんでもないです! じゃ、はじめましょう!」
.
- 65 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:25:24 ID:qRaHLNfw0
-
/ ,' 3「まず、何が起こったんじゃ」
(;´^ω^)「はい、えっとですね、先ほどの佐藤商事爆破テロですが……
原因を究明したところ、おそらくは 《ヴィッグ・ヴァン》 の仕業だとわかったのですよ」
ζ(゚、゚*ζ「………三年前に捕まえた【ゼロ級】死刑囚ね」
/ ,' 3「脱獄については置いておくとしよう。 まずはモララーの件じゃ」
(;´^ω^)「あー、はい。 モララーにお忍びの用事があったみたいなんですが、
なんでも、我が帝国中央刑務所の特別牢獄に収監されていたハズの 《ヒーロー・オブ・ナイトメア》 が……」
ζ(゚、゚;ζ「えっ、アイツ!? アイツも逃げ出したの!?」
(;´^ω^)「はい、だからえっと、至急【DDR】を発令させてですね、ハイ」
(;´^ω^) o O(ほんとうはトソンが勝手に発令させたんだけどな!!!)
ζ(゚、゚;ζ「え、なに、刑務所が破壊されて大脱走とか!?」
(;´^ω^)「大規模な破壊はない。 ただ……」
ζ(゚、゚;ζ「ただ?」
(;´^ω^)「………モララーを人質にとってですね、我々に、その、コーショーを……」
ζ(゚Д゚;ζ「人質!!? なにさせてんのバカショボン!!」
( ;´゚ω゚)「ごめんなッさあああああああああああああああいっっ!!!」
.
- 66 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:26:18 ID:qRaHLNfw0
-
/ ,' 3「それはいい。 交渉とは、なんじゃ」
(;´^ω^)「え、えっと、その……」
(;´^ω^)「いわゆるアレですね、クーデター……」
ζ(゚Д゚';ζ「!!?!? 狙われんのアタシたちってことじゃない!!!」
( ;´゚ω゚)「だーーかーーらーー! ソイツを連れてきたんじゃないか!!」
【+ 】ゞ゚)「……」
( ;´゚ω゚)「【ゼロ級】死刑囚、 《ラスト・ヴァンパイア》 ッ!!」
( ;´゚ω゚)「オサム=ホーンテッドを!!」
.
- 67 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:27:01 ID:qRaHLNfw0
-
/ ,' 3「やからあン時儂を待っておったのか……」
ζ(´ー`;ζ「ま、まあ、この人がいるなら……」
ζ(´ー`;ζ
ζ(´ー`;ζ「ねえ、ショボン」
(;´^ω^)「な、なんですか?」
ζ(´ー`;ζ「ロマネスクを取り押さえられるのって、オサムくらいだったんじゃないの?」
(;´^ω^)「あ、そうですよ?」
(;´^ω^)
ζ(´ー`;ζ
(;´^ω^)
ζ(゚ー゚;ζ
( ;´゚ω゚)
( ;´゚ω゚)「 あ゛」
.
- 68 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:27:45 ID:qRaHLNfw0
-
ζ(゚Д゚';ζ「―――なアアーーーーにやってんのよ!!
誰がロマネスクを取り押さえにいくのよ!!」
( ;´゚ω゚)「し、しまったあああああああああああああああああ!!!」
ζ(゚Д゚';ζ「はっはやく、牢獄が壊されないうちに取り押さえにいかないと!!
オサム!! 行ってきて!!」
( ;´゚ω゚)っ<「ま、待った!!」 ガシッ
っ<ζ(゚Д゚';ζ「なな、なによ! 服が伸びるじゃない!」 ジタバタ
( ;´゚ω゚)「もしオサムがいないうちにここが襲われたら、どーーするつもりだよ!!」
ζ(゚Д゚';ζ「そうさせないためにも、よ!!」
( ;´゚ω゚)「だ、ダメだダメだ!! 所長権限で許さないぞ!!」
ζ(゚Д゚';ζ「【DDR】発令だってのになにヌカしてんのよショボ眉毛!!」
( ;`゚ω゚)「しょ、ショボくないぞ! ほら!」 キリッ
/ 。゜3「くらあアアアアアッ!! 二人とも、取り乱すでない!!」
( ;´゚ω゚)「――はっ!」
ζ(゚、゚;ζ「………もう!」
.
- 69 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:28:27 ID:qRaHLNfw0
-
/ ,' 3「とにかく、現状把握よりロマネスクの拘束が最優先じゃ!
. オサムよ、今すぐきゃつめの場所に行くのじゃ!」
ζ(゚−゚;ζ「待って。 そういや、あいつはどこにいるのかしら?」
(;´・ω・)「た、確か、警察局あたりに……」
ζ(゚Д゚;ζ「ッ! すぐそこじゃない!」
( ;´゚ω゚)「だーーから言ったんだよ、オサムがいないうちにやられるかもって!!」
ζ(゚−゚;ζ「だいたい、こっちには何の連絡も来なかったのよ!?
【DDR】コールする時は、フツーはこっちにも連絡が届くはずなのに!!」
( ;´゚ω゚) o O(だから文句ならトソンに言ってくれ!!)
ζ(゚Д゚;ζ「ちょ、ちょっと向こうに連絡―――」 ppppp...
(´゚ω゚`)「なっなんだ!? 敵襲か!? 敵襲なのか!?」 ppppp...
ζ(゚ー゚;ζ「……落ち着いて、ショボン。 あなたの電話よ」 ppppp...
(;´-ω・)っ】「あ……。 失礼」 pp...ピッ
.
- 70 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:29:12 ID:qRaHLNfw0
-
(;´・ω・)】「はい。 ……ああ、ショボンだ」
(;´・ω・)】「オサムは、こっちだ。 今すぐ、向こうに遣……」
(;´・ω・)】
(;´・ω・)】
( ;´゚ω゚)】
:( ;´゚ω゚)】:
ζ(゚、゚*ζ o O(よくないニュースだわこれ)
( ;´゚ω゚)】「ばッ――バカ! バカバカバーカ!! なにやってんだよ!!!」
( ;´゚ω゚)】「いくら人手が足りないからってな、ロマネスクを放置するバカがどこにいるんだ!!
他はほっといて、真っ先に奴を拘束に………
死ぬのがイヤだ!? ハアアアアアアッ!!?」
ζ(゚、゚*ζ「!」
.
- 71 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:29:55 ID:qRaHLNfw0
-
( ;´゚ω゚)】「だから―――」
ζ(゚、゚*ζ「待って。 ……人手が足りないって?」
(・ω・`;)っ】「ん……脱獄囚の人数が、判明したらしい」
ζ(゚、゚*ζ「!」
(・ω・`;)っ】「オサムとロマネスクを入れて……七人!
. 今は、七人が脱獄している!」
ζ(゚、゚*ζ「だから、人手が足りない……のね」
(・ω・`;)っ】「あ、ああ……」
ζ(゚、゚*ζ「………わかった。 じゃあ、うちのもそっちに割くわ、人員」
(・ω・`;)っ】
(・ω・`;)っ】「え?」
.
- 72 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:30:36 ID:qRaHLNfw0
-
ζ(゚、゚*ζ「もし【ゼロ級】死刑囚たちの狙いがアタシたちだったなら、
オサムはこちらにいてもらいたいのよ。 わかる?」
ζ(゚、゚*ζ「さっきの爆破テロ、もう【ゼロ級】死刑囚で確定なんでしょ?
だったら、そっちに割いてるみんなを【DDR】に割り振れば…・・」
(・ω・`;)っ】「そ、それもそうだが……」
(・ω・`;)っ】< ショチョー!! ショチョー!!
ζ(゚、゚*ζ「………電話中、ごめんなさいね。 どうぞ、戻って」
( ;´゚ω゚)】「―――じゃーっかしい!! なんなんだ!!」
【cζ(゚、゚*ζ「……」 ピピピ
【+ 】ゞ゚)「…………」
.
- 73 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:31:17 ID:qRaHLNfw0
-
川 ゚ -゚) o O( ………… )
川 ゚ -゚) o O(どうも、研究資料が足りない……)
川 ゚ -゚) o O(誰かが無断で持ち去ったのか……?) ヴーヴー
川 ゚ -゚)「………お」 ヴーヴー
.
- 74 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:31:59 ID:qRaHLNfw0
-
川 ゚ -゚)っ】 ヴーヴー
川 ゚ -゚)っ】「指令……」 ピッ
川 ゚ -゚)っ】「………」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚) o O(さっきのコールは誤報じゃなかったのか……)
川 ゚ -゚) o O(しかも、相手はツー……)
川 ゚ -゚) o O(困るんだよねー、こーゆーの。
. 我々はあくまで刑務所職員であって、正義のヒーローじゃないんだから……)
川 ゚ -゚) o O(まあ……行くしかないんだろうけど)
川 ゚ -゚) o O(南区あたりに集え……って、雑な指令文だ)
川 ゚ -゚) o O(雑なほうが、気が楽だし、いっか)
川 ゚ -゚)「……行くか」
.
- 75 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:32:39 ID:qRaHLNfw0
-
ξ*゚听)ξ o O(ごっはーーーん!!)
ξ*´凵M)ξ o O(やっぱり、一仕事終えたあとのカレーがサイコーっしょ!)
ξ゚听)ξ o O(………にしても、なーんか慌しいな……。 なにかあった?)
ξ゚听)ξ o O(もしかして、さっきのコールに惑わされてあたふたしてる……とか?)
ξ*´凵M)ξ o O(そーーんな、アホらしい。 ほんとうに【DDR】なわけ……) ヴーヴー
ξ*´凵M)ξ ヴーヴー
ξ*´凵M)ξっ】 ヴーヴー
ξ*´凵M)ξっ】「まって?」 ヴーヴー
.
- 76 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:33:27 ID:qRaHLNfw0
-
ξ;゚听)ξっ】 o O(そ、そんなアホな話が……) ピッピッ
ξ;゚听)ξっ】
ξ;゚听)ξ o O(―――ッ!! これ、マジモンじゃん!!)
ξ;゚听)ξ o O(え、召集!? しかも、ツーが相手!?)
ξ;゚听)ξ o O(カンベンしてよ!! こっちはゴハン食べてないっての!)
ξ;゚听)ξ o O(………)
ξ;゚听)ξ o O(……コールは見なかったことにして、先にカレーを……)
「あ、ツン!!」
ξ;゚听)ξ o O(………いやーなヨカン)
.
- 77 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:34:19 ID:qRaHLNfw0
-
_
( ;゚∀゚)「おい、【DDR】見たか!」
ξ;゚听)ξ「あ、ジョルジュ…」
_
( ;゚∀゚)「爆破テロあったじゃん、あれツーの仕業だってよ! 行くぞ!」
ξ;゚听)ξ「あ、あの………カレー……」
_
( ゚∀゚)「? なんて?」
ξ;゚听)ξ「………………なんでも、ない」
_
( ゚∀゚)「連中は向こうだったな。 ほら、ダッシュだ!」
ξ;´凵M)ξ「………カレーが……」
.
- 78 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:35:02 ID:qRaHLNfw0
-
- 79 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:35:47 ID:qRaHLNfw0
-
川 ゚ -゚)「……なにも、ビルの上に来なくても」
_
( ゚∀゚)「一般人を巻き込むわけには行かないだろ」
川 ゚ -゚)「ほんとうに巻き込みたくないなら、山奥にでもだな、」
ξ;゚听)ξ「………あのー」
川 ゚ -゚)「? どうした……えっと」
川 ゚ -゚)「………そうそう、ツンデレシア=スカーレット」
ξ;゚听)ξ「そのですね」
ξ;゚听)ξ「どーーして、召集喰らっといて三人しかきてないの?」
.
- 80 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:36:42 ID:qRaHLNfw0
-
川 ゚ -゚)「…」
_
( ゚∀゚)「…」
ξ;゚听)ξ「黙るな!」
川 ゚ -゚)「……いやー」
川 ゚ -゚)「それを我々に言われても、な」
_
( ゚∀゚)「都合ってものがあるんだろうぜ」
ξ;゚听)ξ「ツゴウってのが許されんならあたしはカレー食ってたっての!」
川 ゚ -゚)「食べればよかったじゃない」
ξ;゚听)ξσそ 「こいつに邪魔されたのよ、こいつ!」 ビッ
_
( ゚∀゚)
_
( ゚∀゚)「え? 俺?」
.
- 81 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:37:26 ID:qRaHLNfw0
-
ξ#゚听)ξ「あんたが邪魔さえしなければ、あたしは、か、かッ……カレーを……っ!」
川 ゚ -゚)「まーまー」
_
( ゚∀゚)「殺されたら元も子もないんだぜ? 食わなくてもよかったじゃねーか」
ξ#゚听)ξ「殺されるならなおのこと! 食べときゃよかったってなるじゃない!」
_
( ^∀^)「………」
_
( ゚∀゚)「……クー、ターゲットの場所、わかったか?」
ξ#゚'听)ξ「ムシ!」
川 ゚ -゚)「………んー」
.
- 82 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:38:08 ID:qRaHLNfw0
-
川 ゚ -゚)「…………来た」
_
( ^∀^)「おー、そうかそうか」
ξ^竸)ξ「きたかー……」
- 83 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:38:52 ID:qRaHLNfw0
-
_
( ;゚Д゚)「きッききき、きぇ、き、きやがった!!?!?」
ξ;゚听)ξ「どこッ!!? どこなの!!」 \
_ ドドドド...
( ;゚Д゚)σ「なななッ、なんか来た! アレか!!」 /
川 ゚ -゚)「え、あ……」
_ .,
(;゚ Д )⊃「先手必勝!! 喰らえツー!!」 バチバチッ
' ゙
川 ゚ -゚)「ちょ、待」
_ 、 . ,
(;゚ Д )⊃ 「 『レールガン』 ッ!!」 バチ…
⊃, . 、`
「 ギャアアアアアアアアアアアアアッ!! 」 ドテッ
.
- 84 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:39:33 ID:qRaHLNfw0
-
ξ;゚听)ξ「よ、よっしゃ! いった!」
川 ゚ -゚)「…あーあ」
_
( ;゚∀゚)「かッ――勝った! 勝ったぞ!」
川 ゚ -゚)「……あのー、ジョルジュクン」
_
( ;゚∀゚)「なんだ? 生存フラグ立てんなよ?」
川 ゚ -゚)「いや、そもそもだね」
_
( ;゚∀゚)「?」
川 ゚ -゚)「来たの、ツーじゃなくて」
プス
∧∧., ξ
., ii(#゚Д゚)ii ., プスプス
:; ⊂ i⊃ ;:
川 ゚ -゚)「我々を呼んだ張本人なんだけど」
_
( ゚∀゚)
.
- 86 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:40:17 ID:qRaHLNfw0
-
_
( ;゚∀゚)「なッ……なにイイイイイイイイイイイ!?」
(#゚'Д゚)「こンの一大事に、なにやってんのよ!!」
_
( ;゚∀゚)「高速で来るから、あいつと勘違いしたんだよ!」
( (#゚−゚)「………、……」
川 ゚ -゚)「時に統括部副部長サン。 ……おたくの上司は?」
( (#゚−゚)「……さあ? そろそろ歯医者も終わるんじゃない?」
ξ゚听)ξ「それはそうと、おたくは……」
( (#゚−゚)「なに? あたし?」
ξ゚听)ξσ” 「いや、その後ろ……」
( (*゚−゚)「…………え?」
( (*゚−゚)
( (゚−゚*) 彡
.
- 87 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:41:07 ID:qRaHLNfw0
(*゚−゚)
(*゚'Д゚)
( ФωФ)「………吾輩をお探し、かな?」
.
- 88 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:41:55 ID:qRaHLNfw0
-
(;゚'Д゚)「ぎゃああああああああああああああああああ!!!?!?」
_
( ;゚∀゚)「え……ええええええええええええええ!!??」
川 -) クラッ
ξ;゚听)ξ「な………なんで、あんたがここにいるの!!?」
ξ;゚听)ξ「……… 《ヒーロー・オブ・ナイトメア》 ッ!!」
ξ;゚听)ξ「あんたも、脱獄してたの!!?」
.
- 89 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:42:37 ID:qRaHLNfw0
-
( ФωФ)「………そうか、まだ聞いていないのか」
( ФωФ)「如何にも。 ……そして、ほかにも、脱獄囚はいるぞ」
ξ;゚听)ξ「!!!」
_
( ;゚∀゚)「ツーだけじゃなかった……!?」
川 ゚ - )” ムクッ
(;゚'−゚)「どこから出てきたのよ、ロマネスク!!」
( ФωФ)「知らんなあ」
(;゚'−゚)「……………ッ」
ξ;゚听)ξ「おとなしく牢獄に帰りなさい! そうすれば、見逃してあげるわ!」
( ФωФ)「ほう、死刑を貰っている男に逃げる道がある、と」
ξ;゚听)ξ「………ッ……」
( ФωФ)「構わぬ。 そちらがその気なら、吾輩も……」 サッ
.
- 90 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:43:29 ID:qRaHLNfw0
-
川 ゚ -゚)「――待ってくれ。 聞いておきたいことがある」
( Ф'ωФ)「………公務員風情が、この吾輩に、質問だと?」 ビキッ
川 ゚ -゚)「どうして、脱獄をはかったのか。 その目的だ」
( Ф'ωФ)「……」
川 ゚ -゚)「死刑囚ではあるが、死刑執行までの間、実質外の世界となんら変わらない、
むしろ厚遇と呼べるそれをもって我々は接していたハズだ。」
川 ゚ -゚)「どうして、今になってとうとつに、脱獄をはかったのだ」
川 ゚ -゚)「 《ヒーロー・オブ・ナイトメア》 ……、ロマネスク=ハートルディ」
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- 91 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:44:13 ID:qRaHLNfw0
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( ФωФ)「………」
( ФωФ)
( +ω+)
( ФωФ)「……フッ。 その程度のことか」
川 ゚ -゚)「その程度…?」
( ФωФ)「簡単よ。 ……… 『飽きた』 のだ」
ξ;゚听)ξ「あ、飽きたって…?」
( +ω+)「最初は、もう吾輩も潮時……おとなしく、刑の執行を待つのみ。
それもよかろう、と……吾輩は、考えておったのよ」
( ФωФ)「だがしかし。 ……やっぱりの、力が疼くのである。
死刑囚であれど、吾輩はもとより【ゼロ級】の力の持ち主だ」
( ФωФ)「なあなあで余生を送るのは、惜しく思ったの―――」
ξ;ぅ凾)ξ「クーッ!!」
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- 92 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:44:54 ID:qRaHLNfw0
ξ;ぅ凾)ξ「……」
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( ;゚∀゚)「き……消えたッ!」
( Фω ) )) 「……後ろッ!」 サッ
川;゚ -゚)「……シィ!」
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- 93 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:46:07 ID:qRaHLNfw0
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( ФωФ)「すばしっこい三下め……」
(;゚'Д゚)「ナメないでよね!」 ゼェゼェ
( ФωФ)「貴様も……【ゼロ級】のようだな」
( ФωФ)「それも、スピード………いや」
(;゚Д゚)「 “反射神経” ッ!」
川 ゚ -゚)「!」
(;゚Д゚)「 《ラピッド・ラビット》 をなめないでちょうだい!」
(;゚Д゚)「速さだけなら、アンタなんかには負けないんだからっ!」
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- 94 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:46:49 ID:qRaHLNfw0
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ξ゚听)ξ「!」
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( ;゚∀゚)「…! シィにはそれがあった!」
( ФωФ)「【ゼロ級】の反射神経で仲間を救ったか……」
( ФωФ)「だが、逃げてばかりでは吾輩には勝てまい?」
_ .,
ッ ( ゚∀゚) ソ「―――誰が、シィが戦うと言った?」 バチバチッ…
' ゙
( ФωФ)「なに――」
- 95 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:47:53 ID:qRaHLNfw0
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( ФωФ)「………電撃……?」 スタッ
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( #゚∀゚)「タメりゃあこれくらい余裕よ!」
( ФωФ)「タメる………」
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( #゚∀゚)「 《ワンショット・レールガン》 だ! よーく覚えておけ!!」
( ФωФ)「なるほど。 お前一人をほかの三人が補佐する、という寸法か」
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( #゚∀゚)つ「ごたごた言ってっと、痺れさせるぜ!?」
( ФωФ)「やれるものなら、やってみろ」
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- 96 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:48:35 ID:qRaHLNfw0
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(゚Д゚; )彡「!?」 サッ
( ФωФ)「電撃は、確かに速い。 だが……」
( ФωФ)「電撃を扱うものが遅いと、意味がないわ」
ξ;゚听)ξ「! 今、シィと同じくらい速かったんじゃない!?」
川 ゚ -゚)「………バカな。 反射神経が介在する分、シィを抜くことは不可能のハズだ!」
( ФωФ)「なら試してみればいい」
ξ;゚听)ξ「!」
( ФωФ)「その電撃野郎を連れて、常に吾輩より速く動き回れば………」
( ФωФ)「或いは、勝機が訪れるかもしれぬぞ」
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- 97 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:49:18 ID:qRaHLNfw0
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( ;゚∀゚)「シィ! 頼んだ!」
(;゚'Д゚)「ムチャ言わないで! ンなことしたら、あたしもアンタも死ぬわ!!」 ゼェゼェ
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( ;゚∀゚)「――ッにイ!?」
(;゚'Д゚)「あたしはそのうち身体が反射神経についていけなくなるし!!」
(;゚'Д゚)「アンタは高速戦闘のなかじゃ息もできないし目も開けられないのよ!?」
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( ;゚∀゚)「…………ッ!!」
( ФωФ)「ほう、来ないのか? 【ゼロ級】達よ」
( ФωФ)「来ぬのなら………」
≡(#ФωФ)≡「こちらからゆくまでッ!!」 シュンッ
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- 98 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:50:00 ID:qRaHLNfw0
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(゚∀゚; ) 彡 「ッ! 消え――」
川 ゚ -゚)「左ッ!」
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ミ ( ;゚∀゚)「!?」 サッ
( ФωФ)「吾輩の動きが……視えただと?」
( ФωФ)「女………貴様は……」
川 ゚ -゚)「悪かったな」
川 ゚ -゚)「私も………眼の力だけは【ゼロ級】なのだよ!」
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- 99 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:50:42 ID:qRaHLNfw0
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( ФωФ)「……!」
川 ゚ -゚)「シィの速さと、」
川 ゚ -゚)「私の眼と、」
川 ゚ -゚)「ジョルジュの電撃……」
川 ゚ -゚)「ロマネスク!」
川 ゚ -゚)「この三人が、お前の相手だッ!!」
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- 100 名前:名も無きAAのようです
:2013/10/27(日) 19:51:35 ID:qRaHLNfw0
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