ｱﾔﾂ
(；＾ω＾)「そんな…… 洗脳られているのかお」
ｱﾔﾂ
( ・∀・)「その通り！ 俺の能力は建物を洗脳るパワーを持つ！」
ﾋﾞ ﾙ ﾒ ﾝ
( ・∀・)「その名も『建物管理人』！！お前の貧弱な能力とは違うんだよー！」
ビル「モララーサマ、マモル……」
(；＾ω＾)「正気に戻るんだお、ビル群！
君たちの役目は戦うことじゃないんだお！人の住生活を維持することだお！」
ビル「オオオ、モララーサマバンザイ……」
(；＾ω＾)「くっ！」
( ・∀・)「無駄無駄ァッ！ビルはすでに俺のトリコ！お前の説得なんて聞かねえぜ！」
( ・∀・)「いけぇっ、ビル！ 倒れろ！ブーンを押し潰せ！」
ビル「オオオオオ！！」
(；＾ω＾)「ぐわぁっ！」
( ・∀・)「はーははは！鉄筋コンクリート２７階建ての力を思い知ったか！」
(；＾ω＾)「い、一発が重いお…… 質量にして２３万トンくらいのパワーがあるっ！」
( ・∀・)「くっくっく、２５m×１７mの４２５平米は伊達じゃねえんだ！
これが建築法と消防法の両者が定めた高層建築物の質量エネルギーだ！」
( ・∀・)「次の一撃でペシャンコにしてやる！」
ビル「オオオ……」
(；＾ω＾)「ま、まだ来るのかお…… そんなに斜めになったら、本当に倒壊してしまうお！」
( ・∀・)「いいんだよォッ！そのまま倒れろ！自爆作戦だ！！」
(＃＾ω＾)「モララァァァッッ！！貴様、ビルをなんだと思っているんだお！」
( ・∀・)「へへ、よく聞きなブーン。 そのビルはなあ……
建てられた時から常に周辺の建物から日照妨害だと疎まれてきたのさ。
苦しみながら建ち続けたビルに安らぎという最後の瞬間を与えてやったのが俺」
( ・∀・)「俺がそのビルの苦しみを解放してやったんだよぉっ！！
はーははははは！そいつは喜んで死ぬと、言っていたぜ！」
(＃＾ω＾)「確かにそのビルは建築法ギリギリのグレーな圧力で建てられたのかもしれない……
それでも、ビルの利用者はビルに感謝していたはずだお！
お前はビル群をそそのかして無意味にその命を散らせようとしているだけだお！！」
( ・∀・)「野球選手のバットも！小学生のランドセルも！壊されるまでがその役目なんだよ！
形あるものいずれ滅する！役目を全うした上で散ることこそモノの本懐！」
(＊・∀・)「本懐っていうか倒壊だけどな！わーははは！」
(＃＾ω＾)「お前だけは…… 許せんお！！」
ピカー
(；・∀・)「こ、このヒカリは一体…… まさかお前の……」
(＃＾ω＾)「見せてやるお。僕の能力をっ！」
(＃＾ω＾)「この能力の名は・・・・・・ 『打ち切り』！」