- 97 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:12:07 ID:8Hjuhemo0
- ( l v l)「いいじゃねえかよ〜奢るからさ? な?」
彡 l v lミ「俺達と遊べば楽しいって! 退屈なんかさせやしないからよ〜」
川 ゚ -゚)「悪いが他を当たってくれ。迷惑だ」
从 ゚∀从「……」
( l v l)「連れない事言わないでよ〜でもそんな態度でも綺麗だね〜」
彡 l v lミ「てか二人とも美人ってやばくね? これって絶対運命だって〜」
从 ゚∀从「……」
从#゚∀从(糞うぜぇ野郎共が。普段だったら二度と臭ぇ息吐けねぇようにボコボコにしてやんだが……)
( l v l)「ねえねえ〜」
川 ー -゚)「はぁ。だから……」
从#゚∀从(クールの前で、あんま暴れたくねぇしな。つってもマジでどうすっかなこいつら……)
从 ゚∀从(……ん?)
- 98 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:12:36 ID:8Hjuhemo0
- 从 ゚∀从「悪ぃ。ほら、連れが来たから」
彡 l v lミ「え〜連れ?」
川 ゚ -゚)「?? ハイン?」
从 ー∀从「話、会わせてくれ。こういう時に、ちょうどいい奴をみつけた」ボソボソ
从 ゚∀从ノ「おーい!! こっちだ!! 俺だ! 高岡だ!!」
「……ん〜? こっちからハインちゃんの声が聞こえたぜ〜?」
( l v l)「チッ……男かよ。マジ空気読めし」
彡;l v lミ「てか酒臭っ!? ただの酔っぱらいじゃねえかよ!!」
「ん〜? 知らない男だなぁ? ハインちゃ〜ん? 友達〜?」
(# l v l)「そうそう。友達なんだよ、だからお前は引っ込んでな」
彡#l v lミつ「つぅかマジで酒臭ぇから寄るなっつぅの」ドンッ
「フギャッ!?」ドサッ
- 99 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:16:18 ID:8Hjuhemo0
- (* l v l)「だっせ!? 軽く押したらぶっ倒れたぜ?」
彡*l v lミ「酔っぱらい乙wwそのまま寝ちまえよ」
川#゚ -゚)「おい! 怪我をしたらどうするんだ!」
( l v l)「こんな酔っぱらい何か構うなよ〜そんなことより〜」
彡 l v lミ「俺達とこれからドライブでも「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
从 ー∀从「……御愁傷様」ボソッ
(# l v l)そ「うっせぇなあ!? 何なんだよこいつ!?」
「何なんだ? 何だ? 何? アヒャww」
「 何様だ? 何様、俺様。何様? アヒャ…アヒャヒャヒャヒャヒャ」ゆらり
.
- 100 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:16:45 ID:8Hjuhemo0
- 彡;l v lミ「お、おい。こいつなんかヤバくねえか?」
(;l v l)「は、はぁ? こんな酔っぱらいにビビる事無ぇだろうが」
( Д゚ )「何様? 俺様?……アヒャw 俺様……何様ぁ!? アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」ギロリ
彡;lv lミ「ひっ……ひぃ!?」
(;l v l)「なっ……何だこいつ!?」
.
- 101 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:17:37 ID:8Hjuhemo0
( ∀ )「俺様何様!? アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ……」
(# ゚∀゚ )「 笑角福アヒャ様だあああぁぁぁぁアヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ――――――!!」
.
- 102 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:18:18 ID:8Hjuhemo0
【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
.
- 104 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:18:48 ID:8Hjuhemo0
- 川; ゚ -゚)「……な、なぁ。幾らなんでもやり過ぎじゃないのか?」
从 ゚∀从「気にすること、無ぇよ。絡んできた、アイツらが悪ぃんだし」
川; ゚ -゚)「いや、それにしたって」
(# ゚∀゚ )「んだよ! こいつら! 女ナンパしてる癖に貧乏じゃねえか!! 使えねえな!!」ゲシゲシッ
( v )「「」」彡 v ミチーン
川; ゚ -゚)(気絶するまで一方的にボコボコにして財布から金を取って下着一枚にひん剥いてなお足蹴にするか……訴えられたら負けるぞ?)
- 105 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:19:30 ID:8Hjuhemo0
- 从 ゚∀从「アヒャ、サンキュ。助かったわ」
( ー∀゚ )「気にすんなよハインちゃ〜ん! お小遣いも手に入ったしなぁ。まぁ、それより〜?」
( ゚∀゚ )「こちらの黒髪が素敵なお嬢ちゃんはどちら様〜? 俺様に紹介してくれよ? アヒャヒャww」
川; ゚ -゚)「あ、ああ。素直クールだ。助かったよ、えと……笑角福(えすみね)さん、で良かったかな?」
(* ゚∀゚ )「クールちゃ〜ん!? 可愛いお名前だね〜? 俺様の事はアヒャちゃんで構わないぜぇ!? んなことよりよぉ?」
(* ゚∀゚ )「その黒髪いいねぇ! 白い肌に映えて最高だぜぇ! クールちゃんは美人だなぁ? 縁が出来た事だし俺様と遊ばな〜い? アッヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwww」
川; ゚ -゚)(うっ、箱入さんのようなタイプか。苦手だがハインの知り合いだし、何より恩人を無下に扱うわけには……)
- 106 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:20:06 ID:8Hjuhemo0
- 从 ゚∀从「おい、アヒャ。そこまでにしろ」
( ー∀゚ )「あ〜ん? 何さハインちゃん? 美人を口説くのは俺様の生き甲斐だぜ〜?」
从 ゚∀从「クールは、俺の女だ。諦めろ」
( ゚∀゚ )「??」
( ゚∀゚ )「……あぁ〜」
(; ゚∀゚ )「んだよ。『そっち系』の人なのかよ〜。何だ、残念だなぁ」
川 ゚ -゚)「ハイン?」
从 ゚∀从「こいつ、こんなんだけど、一応信頼できる地元の奴なんだ。カミングアウトは、してある」
川 ゚ -゚)「そうか、なら良かった」
( ゚∀゚ )「まぁ言われて見れば〜? 確かにハインちゃんの好みドンピシャな感じだな〜? アヒャw」
从;゚Д从「よ、余計なこと言うなっ!!」
- 107 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:20:44 ID:8Hjuhemo0
- 川 ー -゚)「ふふっ……改めて自己紹介させて貰うよ。私は素直クール、ハインの恋人さ。先程は助かったよ」
( ー∀゚ )「気にしなくていいぜクールちゃ〜ん。ちょうど酒が切れてイライラしてたところだったしぃ? 何より」
(* ゚∀゚ )「良いストレス解消になったしな!! 先に手出させりゃ一方的にボコっても文句言われねえから最高だぜぇ〜アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwww」
川 ー -゚)(この様子だと押された時に転んだのはわざとだな。恐ろしい)
从 ゚∀从「つうかお前、臭ぇ。何本飲んだ?」
( ゚∀゚ )「さぁ? 3本目だったとは思うけどなぁ? 酔っぱらっちまえば気になんなくなっちまうだろ? アヒャヒャヒャヒャヒャwwww」
川; ゚ -゚)(そんなに飲んでいたのか!? ボトルをラッパ飲みしながら歩いていたからまさかとは思ったが、トソン君並の酒豪だな。酒癖は悪そうだが)
- 108 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:21:23 ID:8Hjuhemo0
- 从 ゚∀从「お前ぇ、肝臓死ぬぜ? 医者からも、言われてんだろ?」
( ゚∀゚ )「酒飲めなくなるくらいだったら死んでやらぁ! 酒こそ俺様の人生よ〜アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
从 ー∀从「はぁ。相変わらず、煩ぇやつ」
川 ゚ -゚)(箱入さんよりタチが悪そうだな。しかしハインが信頼していると言うことは悪人ではない。……と信じたいが)
从 ゚∀从「クール。礼にアヒャと一件飲みに行きてえんだが、いいか?」ボソッ
川 ゚ -゚)「ん? ああ、私は構わないよ。恩人だしな」
川 ー -ー)(あまり長居はしたくないものだ。やれやれ、今日はツイてないな)
从 ゚∀从「おい、アヒャ。馬鹿をシバいてくれた礼だ。飲み行くぞ?」
(* ゚∀゚ )「アヒャ!? お酒の誘いはだ〜いか〜んげ〜い!!」
- 109 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:22:05 ID:8Hjuhemo0
- (; ー∀゚ )「……って言いてぇとこなんだがよ。今日はダメなんだ、先約があってよ」
从 ゚∀从「お前が飲みの誘い断るなんて、珍しいな」
( ゚∀゚ )「アヒャヒャヒャww 実は高校の頃のダチに呼ばれててよ? そこで飲む約束してんだわ。いや、そいつが面白いやつでな」
(* ー∀゚ )「アホみてぇな大金持ちでよ!? 自宅をリフォームして本物のバーみたいにしてんだ! スッゲェだろ!?」
从 ゚∀从「ん?」
川; ゚ -゚)「……もしや」
( ゚∀゚ )「アヒャ? どったの?」
川 ゚ -゚)「笑角福さん、ちょっと聞きたいのだがその友人の名前って……」
( ゚∀゚ )「あん? 名前? ミルナちゃんってやつ
だけど……」
- 110 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:22:51 ID:8Hjuhemo0
- …………………………………
……………………………
……………………
……………
………
…
- 111 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:23:19 ID:8Hjuhemo0
- ガチャ カランカラン
(* ゚∀゚ )「ミイイイイィィィルナちゃあああああああぁぁぁぁぁんお久しぶりー!! アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwww」
川;д川「相変わらず煩ぇなぁ糞ったれがぁ。ん? 何でクールにハインまでぇ?」
从 ゚∀从「どもっす」
川 ゚ -゚)「色々あってね、笑角福さんに助けられたんだよ。そしたら彼がミルナの友人だと聞いてね?」
从 ゚∀从「アヒャは、俺の地元仲間なんすよ」
川д川「そうだったのかぁ、つぅことはハインも平塚かぁ」
从 ゚∀从「っす。あと、フォックス分かりますか? あいつもダチです」
- 112 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:23:54 ID:8Hjuhemo0
- 川д川「フォックスも平塚出身だからなぁ。なぁるほどねぇ、世間は狭いわなぁ?」
川 ゚ -゚)「フォックス?」
从 ゚∀从「地元のダチ。アヒャと同じ高校だったから、ミルナさんともダチかなって。当たったみてぇだな」
( ー∀゚ )「そんなことよりミルナちゃ〜ん!! 聞いたぜぇ!? あのヒートちゃんとラブラブ何だってぇ!? 羨ましいね〜アヒャヒャヒャヒャヒャヒャww」
川;д川「だから煩ぇっつうのぉ。そういやお前ぇ、ヒートんとこの常連だったっけなぁ?」
ノハー听)そ「何やら騒がしいが……あっ」
(* ゚∀゚ )「ヒィィィィィィトちゃあああああああぁぁぁぁぁん!! 店以外で会うのは久々だな!? アヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwww」
ノパ听)「お久しぶりです、笑角福さん。ミルナの高校時代のご友人だとか?」
- 113 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:24:23 ID:8Hjuhemo0
- ( ゚∀゚ )「そ〜よ〜? 俺とミルナちゃん。それからフォックスとアサピーちゃんは何時でも4人一緒の仲良しさんだったからな〜」
川 ゚ -゚)「アサピー?」
川;д川「まぁ、ダチだぁ。一応なぁ」
川 ー -゚)(随分と歯切れの悪い言い方だな。何か複雑な関係なのだろうか)
( ゚∀゚ )「まっさかあの美人オーナーのヒートちゃんを捕まえるなんてね〜? 畜生、俺も狙ってたっつうのにぃ」
从; ゚∀从「お前は女なら、誰でもいいんだろうが?」
(* ゚∀゚ )「胸がデカくてケツもデカけりゃ言うこと無しだけどな? アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwww」
川; ゚ -゚)(……やはり私は苦手な人種だな。ハインの地元は彼みたいな奴が多いのだろうか?)
- 114 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:30:39 ID:8Hjuhemo0
- ( ゚∀゚ )「あっ。そうそう、これ土産だ。渡しとくぜ〜?」
川д川「おう、今日は何を持って来たんだぁ?」
( ゚∀゚ )「俺様特性のティラミスよ〜。チーズの配合は誰にも真似できねぇ一級品のレシピだぜぇ?」
川*д川「おぉ、いいじゃねぇかぁ。有り難く頂くわぁ」
川 ゚ -゚)「ティラミス? 手作りとは以外だな……」
从 ゚∀从「アイツ、ああ見えても、レストランの店長やってんだ。店名なんだっけ?」
( ゚∀゚ )「創作チーズレストラン『フロマージュ・マリアージュ』だぜぇ〜? マリアージュって知ってるかぁ? アヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwww」
川 ゚ -゚)「チーズレストラン?」
- 115 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:34:49 ID:8Hjuhemo0
- 川д川「こいつはアホみてぇなチーズ馬鹿だからなぁ。まぁ、とにかくチーズが入ってる料理を作らせたら一級品だぁ」
从 ゚∀从「ま、確かに。そこらの高級店よりも、手軽で美味いモノ、作るよな」
(* ゚∀゚ )「だって俺様天才だも〜ん? アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwww」
川 ゚ -゚)(まさか私と同業者だったとは)
( ゚∀゚ )「さ〜て世間話は後回しだ。とっとと酒寄越しやがれ!!」
川д川「へいへい。いつも通りアイラでいいのかぁ?」
( ゚∀゚ )「もちろ〜ん。『カリラ』を瓶ごと寄越しやがれ!!」
川д川「お前は本当に1本飲み干すからダメだぁ。ロックグラス満タンで我慢しろぉ」トクトク
( ゚ぺ )「ケチぃ」
- 116 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:35:29 ID:8Hjuhemo0
【カリラ 12年】
シングルモルトの中でも個性の強いアイラモルト。
なかなか敷居が高いアイラの世界の入門酒として推してみたいのがこの『カリラ 12年』だ。
アルコール度数は43°。
アイラらしいピート香が香るが、比較的個性は控えめ。
口当たりは水のようにサラサラとして飲みやすい。
臭くて飲みづらいと敬遠されがちなアイラの世界。
カリラで踏み込んでみてはいかが?
.
- 117 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:35:51 ID:8Hjuhemo0
- (# ゚∀゚ )「」ゴクゴクゴクゴク
ノハ;゚听)「相変わらず怖いくらいの飲みっぷりですね」
川; ゚ -゚)「姉さんの店でもこんなに激しく飲んでいるのか?」
ノハ;ー听)「普段はボトル1本抱えて飲み干してるからな。客に向かってこう言うのは何だが、化物だよ」
从; ゚∀从「相変わらず、勿体無ぇ飲み方」
(* ゚∀゚ )「……ッカアアアア!! まぁ、口直しにちょうどいい飲みやすさだな。アヒャヒャヒャww」
川д川「カリラはアイラモルトの入門酒として有名だからなぁ。ピート香はするもののぉ、抑えめだしぃ」
川 ゚ -゚)「ピート香とは、あの独特な薬のような臭いの事だよな?」
ノパ听)「厳密に言うとちょっと違うのだが、まぁ大体はそうだな。アイラモルトの最大な特徴がそのピート香と強めなスモーキー感だ。人を選ぶがマニアックな人気を誇るウィスキーだよ」
- 118 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:36:12 ID:8Hjuhemo0
- 川д川「ピート香の中でも薬っぽいあの臭いはメディシナルっつぅんだがぁ。まぁ普通のやつはこんな表現使わねぇしなぁ?」
从 ゚∀从「俺は、苦手かな。臭ぇ」
( ゚∀゚ )「酒とチーズは臭ぇ方が美味ぇんだよ!! ミルナちゃ〜ん『アードベッグ』!!」カラン
川;д川「もう飲んだのかよぉ……」
- 119 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:36:36 ID:8Hjuhemo0
- 【アードベッグ・10(ten)】
代表的なアイラモルトの1つで、圧倒的なスモーキー感で抜群の個性を主張する緑の酒瓶。
それが『アードベッグ 10』だ。
アルコール度数は少々高めの46°
先ずは煙い。
思わず目をつぶってしまうような圧倒的なスモーキー感に度肝を抜かされる。
味わいは辛めで、やはり圧倒的にスモーキー。
それでいて果実のような爽やかな甘味が香る。
好みがハッキリと別れるモルトだが、ハマってしまうと先ずは抜け出せないだろう。
.
- 120 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:37:00 ID:8Hjuhemo0
- (* ゚∀゚ )「あぁ〜ん。このスモーキー感だ。これでこそアードベッグ! いいね〜アヒャヒャヒャヒャヒャヒャww」ゴクゴクゴクゴク
川д川つЦ「ほれぇ、クールとハインもどうだぁ。ハインはハイボールなぁ」 スッ
从 ゚∀从「あ、どもっす」ゴクゴク
川 ー -゚)「頂くよ……む?」チビ
川; ゚ -゚)「本当に煙いな。いや、美味いには美味いんだが……目にくる煙さだ」チビチビ
从 ゚∀从「ハイボールなら、まあ。飲めなくは、無ぇかな」ゴクゴク
川д川「アイラの中でもアードベッグは格別にスモーキー感が強いからなぁ。だが味自体は滑らかで美味ぇだろぉ?」
川 ー -゚)「あぁ。最初はこの煙臭さに押され勝ちだが味わいは意外にも上品なのだな」チビチビ
川 ゚ -゚)「どちらかと言うと辛めか? だが口に入れると青リンゴのような瑞々しい果実香もわずかに広がる。うん、悪くない」ゴクゴク
- 121 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:42:09 ID:8Hjuhemo0
- 从 ゚∀从「俺は、まあ。たまにならって感じかな?」
( ゚∀゚ )「その内その臭さが無ぇと物足りなくなるぜぇ? ミルナちゃん、『オクトモア』はぁ?」ゴクゴクカラン
川д川「今切らしてるんだわぁ。『ラフロイグ』の若い奴で勘弁してくれぇ」
( ー∀゚ )「ん〜ラフロイグは昨日飲んだからなぁ。たまにはシンプルに『ボウモア』ちゃんでも行っとくかぁ」
川д川「あいよぉ」
ノパ听)「笑角福さんは本当にアイラモルトがお好きなんですね。ウチの店ではラムばかりだったので、てっきりラム派かと思っていましたが」
( ゚∀゚ )「いやだってヒートちゃんのお店ってラムしか無いじゃないの。それにアイラは別格だとしてもスピリッツはみんな大好きだしよ〜」
- 122 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:42:30 ID:8Hjuhemo0
- 从 ゚∀从「スピリッツが好きなら、ちなみに、『スピリタス』は?」
(* ゚∀゚ )「キンキンに冷やしてショットグラスで頂きたいね〜! 冷てぇのに熱く燃える感触が最高だぜぇ!!」
从; ゚∀从「この化物……」
川; ゚ -゚)「あれをショットで飲もうという発想が恐ろしいな」
川д゚川「ほぉれぇ。『ボウモア12年』なぁ」
(* ゚∀゚ )「サンキューミルナちゃん。アヒャww」
- 123 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:43:07 ID:8Hjuhemo0
【ボウモア 12年】
アイラモルトの女王と呼ばれたシングルモルトがある。
それがこのボウモアだ。
アルコール度数は40°。
程よいヨード香とスモーキー感。
甘味よりも苦味とシャープさを押し出した味わいはまさにアイラの集大成。
アイラモルトはボウモアに始まりボウモアに終わるという人もいるくらい、バランスに長けた素晴らしい1本だ。
.
- 124 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:43:35 ID:8Hjuhemo0
- (* ゚∀゚ )「ん〜。流石はアイラモルトの看板だね〜バランス取れた良いモルトだ」ゴクゴクゴクゴク
川 ゚ -゚)「不思議な味だ。わずかなスモーキー感と独特なピート香、だが不快に感じない程度の絶妙なバランス。と言ったところか?」チビチビ
从 ゚∀从「辛いっつうか、苦い? こんな甘くないウィスキー、久々だわ」ハイボールでゴクゴク
川д川「アイラモルトの女王って言われてっからなぁ。アイラの特徴を詰め込んだ味わいってとこかぁ?」
ノパ听)「特に日本人に好まれるシングルモルトはフルーティーで甘めの物が多いからな。私も初めて飲んだときは面食らったよ」
( ゚∀゚ )「俺様からすりゃカリラとこいつは水みてぇなもんだけどなぁ。個性弱くね?」
川;д川「いやぁ、ボウモアは充分だろぉ。お前ぇみてぇに毎日ラフロイグやらオクトモアかっ食らってるアイラ狂いと比べんなっつうのぉ」
- 125 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:44:00 ID:8Hjuhemo0
- (* ゚∀゚ )「ピート香ってブルーチーズに最高に合うんだよな〜。アイラとブルー、チェイサーにビールがありゃ桃源郷さ。アヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwww」ゴクゴクゴクゴク
从 ー∀从「ブルーチーズ、嫌いだわ」
川; ゚ -゚)「まあ、臭いが、な」
川д川「あぁ、そういや話は変わるんだがよぉ。ちょっと前にぃ、お前んとこのスタッフ来てたぞぉ? レモナっつったっけぇ?」
(; ゚∀゚ )そ「んげっ!? なんで『レモン』がミルナちゃんの家に!?」
川д川「まぁダチの知り合いって感じかぁ? つうかレモンって何だぁ? あだ名かぁ?」
( ー∀゚ )「ケッ! あんな貧乳(レモンボール)娘なんざレモンで充分だっつうの! 何で俺様が行くとこ来るとこアイツが居るかねぇ?」
川д゚川「……もしかして嫌いなのかぁ?」
- 126 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:44:21 ID:8Hjuhemo0
- ( ゚∀゚ )「嫌いって訳じゃ無ぇぜぇ? ブスな訳でも無ぇし、何だかんだ言って俺の店がやってけんのもアイツの力がデケェし」
ノパ听)「レモナさんと良くウチの店にいらっしゃってくれますからね。仲つつまじく見えますよ」
(# ゚∀゚ )「冗談! あんな事ある毎にフライパンで俺様の顔面ぶん殴ってくる暴力女と仲良しなものかっつうの!!」
从 ゚∀从「それは、お前がレモナに任せて、サボりまくるからだろうが」
( ー∀゚ )「ケッ! 知るか知るか!! 大体にしてアイツはグチグチうるせ〜んだよ!! 俺様のやることなす事にケチつけやがってあの貧乳レモンが!!」
川;д川「おいおいぃ」
( ゚∀゚ )「確かに俺は大前の家にデケェ借りがある。だからって何でこの俺様があのワガママお嬢様の面倒なんてみなくちゃいけねえんだっつうの!!」
(# ゚∀゚ )「あああああぁぁぁ!! 思い出したら腹立って来たぜ!! あんの成金寸胴貧相ボディの生意気レモンが!!」
- 127 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:54:41 ID:8Hjuhemo0
- ガチャ カランカラン
ノハー听)「ん…… ?」
川;д゚川そ「あぁん?……って、ぅげぇっ!?」
(# ゚∀゚ )「お嬢様だかなんだか知らねぇが、所詮は学生の糞ガキ!! だっつうのに子供扱いするなって言ったり、大人の女として扱えだなんだってマセたことばっかり抜かしやがって! んなもん知るかっつ―の!!」
(# ゚∀゚ )「オマケに頼んでもねぇのにやけに俺様の世話を焼いてきやがってウザって―ったらありゃしねえ!! 俺様の周りをチョコマカチョコマカと……あの貧乳レモンが!!」
(# ー∀゚ )「大体にして店長様は俺だっつうのにヒステリック起こしてパカスカ頭をフライパンで殴って来ること自体がおかしいんだよ! あの、The貧乳!!」
- 128 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:55:05 ID:8Hjuhemo0
- 「まあ、そんな風にお考えになられていたのですか?」
(# ゚∀゚ )「あったりまえだ!! あんの糞レモンが!! まるで小姑みて―にぐちぐちうるせ―んだよ!! その内シワだらけになんじゃねえの!?」
「小姑、ですか?」
(* ゚∀゚ )「そうそう! まだ若いっつうのに可愛そうな貧乳女だぜ!! 貧乳! 無い乳!! ツルペタ!! 寸筒!! ドラム缶!! まな板レモンが!! アッヒャッヒャッヒャッwwwwww」
(* ゚∀゚ )「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャwwwwwwww」
(* ゚∀゚ )「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ……」
- 129 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:55:55 ID:8Hjuhemo0
( ゚∀゚ )「アヒャ……?」
(; ゚∀゚ )「えっ? 今、俺様誰と喋ってた?」
从;ー∀从「バカ野郎が」
川;д川「うん、あれだぁ。ベタだがよぉ」
ノハ;ー匆)「笑角福さん。後ろ」
(; ゚∀゚ )「」
(゚∀゚ ;)「」クルッ
|゚ノ ^∀^)「オホホホ……」
( ゚∀゚ )「」
( ゚∀゚ )(あれれ〜目の前にレモナちゃんがいるよ〜?)
- 130 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:56:53 ID:8Hjuhemo0
- |゚ノ ∀^)「ア ヒャ さ ま ?」ユラ〜リ
(; ゚∀゚ )「お――っとちょっと待つんだ、よし、レモン。じゃなかったレモナちょっと落ち着け。うん、暴力なんて不毛だとは思わね―か? 思うよな? 賢いお前なら分かってくれるよな!? って言うか何でお前がここに居んの!?」
|゚ノ ∀^)つ=lニニフ「先日のお礼にいいワインが手に入りましたのでお届けに上がりましたの。お陰さまでとっても素敵なお話も聴けましたわ……オホホホ……」スッ
(; ゚∀゚ )そ「どっから出したその凶器!? 明らかにお前の手提げ袋の容量越えてるデカさの包丁じゃねえか!?」
|゚ノ ∀^)つ=lニニフ「殿方がそのような些細な事を気にしてはいけませんわよ? オホホホ……」
(; ゚Д゚ )そ「さ さ い じゃNeeeeeee!? まだフライパンはギャグとして処理できるからともかくその中華包丁はヤバイ! っていうかどっから持ってきたんだそんなもん!? ウチはそんな物騒な包丁使うメニューなんか無ぇぞ!?」
- 131 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:57:54 ID:8Hjuhemo0
- |゚ノ ∀ )つ=lニニフ「……いたいけなレディーに向かって……」ワナワナ
(; ゚∀゚ )「お―け―お―け―俺様が悪かった、よし、特別だ! 特別にこの俺様が謝ってやる。いやむしろ謝らせて下さいマジで本当に悪かったってだから頼むから包丁を振り上げるのは止めていやマジで!!」
|゚ノ ∀ )つ=lニニフ「そのような心無い暴言をぶつける下郎は……」ワナワナ
(; ゚∀゚ )「わ――ごめんごめんごめんごめんマジでごめんってイイ女だよ、うん間違いない間違いないレモナは誰もが認めるいい女だって俺様か保証する!! だからそんな無い胸をわざわざ強調するような姿勢で包丁なんか振り上げるのは止め」
ブチンッ
|゚ノ#^∀^)つ=lニニフ))「ギルティですわあああああぁぁぁぁぁ!!」ブンッ
(; Д )そ「ぎゃああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
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- 132 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:58:31 ID:8Hjuhemo0
川д゚川「ちなみにこの後アヒャは入院。全治1ヶ月のそこそこ重症を負いましたとさぁ」
川д゚川「……」
川д゚川「……まぁ、あれだぁ」
川;д゚川「女の胸をぉ、悪く言うとバチが当たるって事でぇ」
- 133 名前:同志名無しさん :2016/02/21(日) 15:59:34 ID:8Hjuhemo0
【CLOSE】
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