- 848 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:39:33 ID:BJfMwFzE0
- 【BAR 紅〜Beni〜】
(゜3゜)「あれ? お前今日って出勤?」
( "ゞ)「ああ、いえ。ちょっと忘れ物取りに来たんですよ」
(゜3゜)「ふうん。なるほどね」
( "ゞ))「」キョロキョロ
(゜3゜)「ん? どしたよ」
( "ゞ)「あの……先輩。オーナーって今日出勤でしたよね? 一応挨拶だけしておきたいんですけど」
(゜3゜)「ん? オーナーならちょっと顔出して帰ったぞ」
(;"ゞ)そ「えっ!? 金曜なのにもう帰っちゃったんですか?」
(゜3゜)「最近多いよな―。別に困った時は直ぐに駆けつけてくれるから構わないんだけどさ」
( "ゞ)「他の店舗が忙しいんですかね?」
- 849 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:40:41 ID:BJfMwFzE0
- (゜3゜)「さぁな。あ、でも噂によるとよ……」
( "ゞ)「??」
(゜3゜)「ついに『男』が出来たらしいぜ?」
(;"ゞ)そ「うぇっ!?」
(゜3゜)「まあ、あくまで噂だけどな。言われてみりゃオーナーだって年的に考えりゃ結婚してて当たり前な訳だし、普通に有り得るよな―」
(;"ゞ)「マジ……っすか……」
(゜3゜)「ここ2、3ヶ月やけに機嫌いいし、店に顔出しだけっていうパターンも多くなったろ? やっぱり愛しのダーリンでも出来たんじゃねえのかって話さ」
(;"ゞ)「ダーリン……」
(゜3゜)「まあ今さらあの人が居なくなったとしても、オーナー直々に技術を教え込まれたこの俺様が居ればバー『紅〜Beni〜』も安泰だけどな! ハッハッハッ!!」
- 850 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:41:27 ID:BJfMwFzE0
- (;"ゞ)(そ……そんな……)
(;"ゞ)(俺の憧れの人に……)
(;"ゞ)(恋人が出来ただなんて……!?)
- 851 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:42:19 ID:BJfMwFzE0
【糞ったれBAR NEETのようです】
【OPEN】
.
- 852 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:43:03 ID:BJfMwFzE0
- (;"ゞ)「俺……もう悔しくて悔しくて、自分が情けなくって……」
(# ・∀・)「うん、分かる。分かるよデルタ君! 失恋の痛みっていうのは重くて冷たくて、ひたすらに辛いよね!!」
川д川「……」
(;"ゞ)「今の店に拾ってもらった時から好きだったのに! でも自分自身が一人前になるまでは告白するのもおこがましいと思って……」
(;"ゞ)「ひたすら自分の技術を磨いて、少しでもあの人に近付こうと毎晩毎晩努力していたのに……俺の一人相撲だったんだよなぁ」
(# ・∀・)「分かる! 片想いってなかなか上手く行かないだよね!! 僕も星の数ほど恋をして、同じ数だけ失恋してきたから凄く分かるよ!!」
(# ・∀・)「デルタ君! 今夜は飲もう!! 飲んで飲んで飲み明かそうよ!! 君の心の傷はここにある無数の酒達が癒してくれるから!!」
川д川「……」
- 853 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:43:51 ID:BJfMwFzE0
- ( "ゞ)「モララー……ありがとう!! 君は最高の友人だ!!」
( ・∀・)「いいって事よ! 心の友よ!!」
( "ゞ)+「モララー!!」
( ・∀・)+「デルタ君!! さあ飲もうじゃないか!! マスター!! 彼と僕に美味しいカクテルを!!」
川д゚川「いや、帰れよ」
(;"ゞ)そ「ちょっ!?」
(;・∀・)そ「酷くない!?」
- 854 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:50:00 ID:BJfMwFzE0
- 川#д川「つぅか色々突っ込ませろやぁ!! アポなしで勝手に来るなぁ!! それから俺の事をマスターとか呼ぶなぁ!! そんでもって何より……」
川#д゚川「だぁれ何ですかこのメソメソと鬱陶しい鼻ノッポ男はぁ!?」
(;"ゞ)「はっ、鼻ノッポ!?」
(;・∀・)「いやいや、ミルナちょっと!? 元同期に向かってあんまりにも失礼じゃない!?」
川д川「あぁ? どういう意味だぁ?」
( "ゞ)「まあ、此方さんは僕の顔なんか覚えてないよね。スクール時代、話すことすらなく此方さんは辞めちゃったから」
( ・∀・)「僕とミルナと同じスクールに通ってた同期、関ヶ原デルタ君だよ!」
川д川「あぁ……同期ってそういう意味ぃ?」
- 855 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:50:49 ID:BJfMwFzE0
- ( ・∀・)「年に1、2回は一緒に飲んでたんだけどね。今日たまたま渋谷をぶらぶらしてたらバッタリ会って」
( "ゞ)「俺の失恋話を聞いてもらって、今ここに至るって感じだね。モララー君に案内されたのがまさか此方さんの店だとはビックリだけど」
川;д川(バーテンダースクールなんか直ぐに辞めちまったからモララー以外、ろくに顔覚えて無えんだよなぁ……つぅか家は店じゃ無えぇ!!)
( ・∀・)「まあ、流石にいきなりお客さん連れてきた訳だし今回は僕がカクテル作るよ。ミルナも飲むでしょ?」
川д川「まあ、モララーが作るなら飲むわなぁ」
( "ゞ)「スクール時代からモララーのカリスマっぷりは有名だったからなあ。またモララーのカクテルが飲めるなんて嬉しいよ!」
(* ・∀・)「カリスマだなんて〜そんな本当のこと言われたら照れちゃうよ〜!」
川д゚川(まあ、カリスマ的な馬鹿だわなぁ。うん)
- 856 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:53:28 ID:BJfMwFzE0
- ( ・∀・)「んじゃ、オーダーを聴きますよん」
( "ゞ)「失恋にはハードドリンクだよな……始めに『ジャック・ター』をお願いするよ」
川д川「んじゃぁ、俺もぉ」
( ・∀・)「え――……『ジャック・ター』ね、はいはい」
(;・∀・)「え―っと……」
( "ゞ)「??」
川д゚川「……ロンリコ151を30、オールドのソコを25、ライムジュースを25……」ボソッ
(;・∀・)「はいは―い!! 今作るから待っててねデルタ君!!」
( "ゞ)「?? 楽しみにしてるよ」
川;д川「はぁ……」
- 857 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:54:11 ID:BJfMwFzE0
- 【ジャック・ター】
<参考レシピ>
・ロンリコ 151 ゴールド…30ミリ
・サザンカンフォート オールドボトル…25ミリ
・ライムジュース…25ミリ
材料をシェークしてクラッシュドアイスを入れたロックグラスに注ぎ、ライムとマドラーを添える。
ロンリコ151をベースにした珍しいカクテル。
もともとは横浜中華街のバー「ウィンドジャマー(Windjammer)」のオリジナルカクテルだったとか。
アルコール度数は基本、40°前後。
なんと言っても特徴なのがその度数の高さ。
オールドボトルのサザンカンフォートを使う事によってフルーティーでまろやかな甘さを作りながらも、ガツンとハードな飲み口に仕上げている。
店によってはダークラムを使ったり、現行のサザンカンフォートを使ったりとレシピも様々。
ちなみにジャック・ターとは水夫の意味。
.
- 858 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:55:26 ID:BJfMwFzE0
- ( "ゞ)「頂きます」ゴクゴク
川д川「おうおぅ、いい飲みっぷりぃ」チビチビ
(* "ゞ)「……ッカァ! 美味いね!! 流石モララーだよ!!」
(;・∀・)「い、いやぁ〜照れるな〜アハハハ……」
(; ー∀ー)「……ミルナ、ありがとう……」ボソッ
川;д川「……公式のカクテルブックに載ってるレシピくらい、いい加減に暗記しとけってんだぁ。糞ったれぇ……」ボソッ
( "ゞ)「ラムのコクと、サザンカンフォートのどこか懐かしい甘み」
(* "ゞ)「口の中で滑らかにまとまって、度数の強さを感じさせないくらいに美味だよ」ゴクゴク
川*д川「久々に飲んだけど美味いわなぁ。ロンリコなんかなかなか使う機会が無ぇから丁度良かったわぁ」チビチビ
- 859 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:56:15 ID:BJfMwFzE0
- ( "ゞ)「『ロンリコ151』って言ったら大体は『ジャック・ター』の材料に使われるってくらいに有名だしね」ゴクゴク
( ・∀・)(ほえ〜知らんかった)
( "ゞ)「……!」ゴクゴクカラン
( "ゞ)「ふう、ご馳走さま」
(;・∀・)「早っ!? 度数40°近くあったよねこの酒!?」
( "ゞ)「飲まなきゃやってらんないんだよ。今だって涙が出るのを堪えてるんだからさ」
川д川(失恋ねぇ……最後にしたのはいつだったかなぁ?)
( "ゞ)「時期的にはちょっと早いけど『モヒート』をラム強めでお願いするよ」
川д川「ん。ならちぃと邪道だが『レモンハート デメララ 151』でも使うかぁ? ハードドリンカーなら飲めるだろぉ?」
( "ゞ)「あれは美味いラム酒だよね。モララー、ベースは是非ともそれで頼むよ。砂糖は少な目でね」
( ・∀・)(へ? レモンハートって漫画の名前じゃないの?)
- 860 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:57:17 ID:BJfMwFzE0
- 【モヒート】
<参考レシピ>
・ラム ゴールド…45ミリ
・シュガーシロップ…1tsp
・ライム…1/2個
・ミントの葉…6〜7枚
グラスにライムを絞り皮ごと入れ、ミントの葉とシュガーシロップを入シェークしてクラッシュドアイスを入れて軽く潰す。
その後クラッシュドアイスをつめてラムを注ぎステアする。
言わずと知れたラムベースカクテルの顔。
ラムとライムとミントとシュガーシロップというシンプルなレシピは暑い夏にピッタリだ。
度数は25°前後。
あまりにも知名度があるため、レシピのバリエーションが非常に豊富。
モヒート専門のBARが出来るほどに人気で、その改変レシピの数は100以上と呼ばれている。
様々なラム酒で自作して、お好みの1杯を作り上げるのも楽しいだろう。
ちなみにモヒートはヘミングウェイが愛飲したとしても有名。
.
- 861 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:58:06 ID:BJfMwFzE0
- (# "ゞ)「……!」ゴクゴク
川д川(度数いくつくらいになるんだろうなぁ? 2倍よりちょいと下ってくらいかぁ?)
(* "ゞ)「ッカァ! ダークラムのおかげでミントのスッとした爽やかさの奥からコクが滲み出てくるよ!」
川д川「つまり一言で言うとぉ?」
(* "ゞ)「美味い! 最高に美味い!!」
( ・∀・)「よくそんな強いカクテル飲めるよね―。僕は無理だな」
川д川「まぁ、お前は基本的に酒弱いからなぁ」
( "ゞ)「モヒート、モヒートかぁ……」
川д川「あん?」
(;"ゞ)「はぁ……オーナーが作ってくれたモヒート。美味かったなぁ」
川;д川「辛気臭ぇ顔で爽やかなモヒート飲んでんじゃねぇよ糞ったれぇ」
- 862 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:58:48 ID:BJfMwFzE0
- ( ・∀・)「デルタ君が好きだった人ってどんな人だったの?」
( "ゞ)「そうだなぁ。人には厳しく、そして自分自身にはその倍以上に厳しいストイックな人だったよ」
川д川「典型的な職人気質ってやつだなぁ」
( "ゞ)「そうそう。凛々しくて、頼り甲斐があって……でも、ふとした時に見せる笑顔がまるで少女のように可愛らしくて」
( ・∀・)「へ―、デルタ君がそこまで言うなら相当な美人さんなんだろうね」
( "ゞ)「うん。ひいき目無しに下手な芸能人なんかよりは、よっぽど綺麗な人だったよ」
( "ゞ)「俺にとっては師匠であり、姉のような人であり、最愛の人だよ」ゴクゴクカラン
川д゚川(凛々しくて頼り甲斐がある……ぽぽの姐さんみたいな人かぁ?)
- 863 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 22:59:28 ID:BJfMwFzE0
- (;"ゞ)「はぁ……自分で自分が情けないよ」
川д川「つぅかよぉ? そもそもその愛しのオーナーに恋人なんか本当に居るのかぁ?」
( "ゞ)「え?」
川д川「誰も姿を見たわけでも無ぇしぃ、オーナー自身も恋人が出来たなんて言ってた訳じゃ無ぇんだろぉ?」
( "ゞ)「それは……確かに」
川д川「まぁ、あれだぁ。取り合えずコクってみた方がいいんじゃねぇのぉ? 勝手に失恋したぁ、ってグジグジ悩むよりもスパッと決着つけた方がいいだろぉ?」
( ・∀・)(その言い方だと断られるの確定してるようなもんだよね)
( "ゞ)「でも、断られて気まずくなったりしたら……」
川д川「はぁ。んじゃ聴きますけどよぉ?」
川д川「アンタが尊敬している最愛の人間はぁ、んな惚れた晴れたのお話で動揺しちまうようなちっぽけな人間なんですかぁ?」
( "ゞ)「あっ……」
- 864 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 23:00:27 ID:BJfMwFzE0
- 川д川「実際見たわけでも無ぇから確定は出来ねぇけどよぉ? 女の身でバーのオーナー勤めてる職人気質の人間ならぁ」
川д゚川「部下に告白されてギクシャクしちゃいましたぁ。なんて事は無ぇだろぉ」
( "ゞ)「……」
( "ゞ)「……そうだ。うん」
( "ゞ)「そうだよね! 想いを伝えても無いのに勝手に腐ってちゃ何にもならない!!」
(# "ゞ)「俺、明日にでも告白するよ! 結果はどうでもしっかりと決着つけるために!!」
川д川「ん」
( ・∀・)「その意気だよデルタ君! 案外上手くいくかもしれないし!!」
(* "ゞ)「ありがとう! 此方さん、モララー」
川д川「んじゃぁ、さっぱりしたとこで最後にサッパリしたものでも飲むかぁ?」
( "ゞ)「うん。モララー、『ダイキリ』を!!」
( ・∀・)「はいは―い」
- 865 名前: ◆eOod7XM/js :2015/05/30(土) 23:01:13 ID:BJfMwFzE0
- 【ダイキリ】
<参考レシピ>
・ラム ホワイト…45ミリ
・ライムジュース…15ミリ
・シュガーシロップ…1tsp
材料をシェークしてカクテルグラスに注ぐ。
ラムベースカクテルの代表格。
キューバに実在する鉱山の名前をいただく『ダイキリ』のアルコール度数は24°前後。
ラムをベースにしたショートカクテルとしては『XYZ』と同等の知名度を誇り、レシピもシンプルなため、味わいも少々似ている。
ラムの味によって大きく左右されるカクテルのため、こだわりがある方は銘柄を指定してから注文する方がよいだろう。
フローズンスタイルの物も、暑い夏場には絶品だ。
.
- 866 名前:名も無きAAのようです :2015/05/30(土) 23:06:34 ID:3TRfn.hY0
- (* "ゞ)「うん! この味! 流石ラムベースカクテルの代表格だ!!」ゴクゴク
川д川(今気づいたけどよぉ、こいつさっきからラムベースばっかり飲んでるよなぁ)
( ・∀・)(ヒート姉さんと趣味が合いそうだな―)
( "ゞ)「ふぅ……ご馳走さま! チェックを」
川д川「あぁ、タダでいいよぉ。同期としてのサービスだぁ」
(;"ゞ)「それは流石に……」
川д川「気にすんなぁ。どうしてもっていうならまたその内モララーとでも顔出してくれやぁ」
( "ゞ)「此方さん、本当にありがとう!」
川;д゚川(つぅか店じゃ無ぇっつう誤解を解きたいけどぉ、話すと長くなりそうだからぁ、とっとと帰って欲しいだけなんだけどなぁ)
- 867 名前:名も無きAAのようです :2015/05/30(土) 23:07:26 ID:3TRfn.hY0
- ( "ゞ)「これ、俺の勤め先の名刺! 渋谷に来ることがあったら是非とも飲みに来てよ!!」
川д川「あぁ、どうもぉ」
( ・∀・)「ラム酒専門BAR『紅〜Beni〜』? 珍しいね、ラム専門だなんて」
( "ゞ)「スタッフもオーナーもラム酒好きばっかりだからね。色んな銘柄を揃えてるよ」
川д川「ふぅん。今度ダチのラムマニアでも連れてくねぇ」
( ・∀・)「友達じゃなくて通い妻じゃない?」
川#д川「うっせぇぞ糞ったれぇ!」
(* "ゞ)「アハハ。是非とも彼女さんと一緒に来て下さい! では、おやすみなさい」
川;д川「彼女じゃ無ぇよぉ……ったくよぉ」
( ・∀・)「デルタ君ばいば―い」
ガチャ カランカラン
- 868 名前:名も無きAAのようです :2015/05/30(土) 23:08:43 ID:3TRfn.hY0
- 川д゚川「……ん――?」
( ・∀・)「ん? どったのミルナ? 名刺をそんなに睨んで」
川д゚川「いやぁ? この店の名前なぁ? どっかで聞いた覚えがあってよぉ」
( ・∀・)「ラム酒専門のバーなんて珍しいから風の噂で耳に入って来たんじゃない?」
川д゚川「いやぁ、そういうフワッとした話じゃなくてぇ……誰かから最近聞いたようなぁ」
ガチャ カランカラン
ノハー听)「ふう、今日は遅くなってしまったな。ただいま」
( ・∀・)「あっヒート姉さんおかえり―」
- 869 名前:名も無きAAのようです :2015/05/30(土) 23:09:44 ID:3TRfn.hY0
- 川;д川「自宅のように当たり前に振る舞うなよなぁ、お前らぁ……」
ノパ听)「何を今さら……ん? なんでウチの名刺がここにあるんだ?」
( ・∀・)「ほぇ?」
川д川「『ウチ』の、名刺ぃ?」
ノパ听)「ああ。ミルナにも何度か話しただろ?」
ノパ听)「『紅〜Beni〜』は私がオーナーをやっている自慢のラム専門バーだよ」
川д゚川「」
( ・∀・)「」
ノパ听)「??」
- 870 名前:名も無きAAのようです :2015/05/30(土) 23:10:53 ID:3TRfn.hY0
- 川д川「……」
( ・∀・)「……」
川д川「……」
( ・∀・)「……」
川д川「……モララー」
( ・∀・)「……何だい、ミルナ」
川д川「明日ぁ、予定空けとけぇ……たった今ぁ、失恋が確実となった元同期を慰めなきゃいけねぇからなぁ……」
( ・∀・)「うん。例え仕事があろうとも明日の夜だけは絶対に空けとくよ。うん」
ノパ听)「??」
- 871 名前:名も無きAAのようです :2015/05/30(土) 23:11:57 ID:3TRfn.hY0
【CLOSE】
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